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セクハラ告発女優が17歳少年に性的暴行疑惑、女性たちにも激震

 ハリウッドにおけるセクハラ騒動の火付け役の1人である女優のローズ・マッゴーワンが、友人である女優アーシア・アルジェントの性的暴行疑惑に心を痛めているという。  ハリウッドの大物プロデューサーであるハーヴェイ・ワインスタインからの性的暴行を訴えて以来、ハリウッドにおける不当な性暴力の撲滅を声高に訴えてきたローズ。しかし、ワインスタインから同じような被害に遭ったと主張しているアーシアが、自らを性的虐待で訴えてきた元子役に口止め料として38万ドル(約4200万円)を支払っていたという話を耳にし、非常にショックを受けたそうだ。
ローズ・マッゴーワン

ローズ・マッゴーワン

 ローズはツイッターにこう心境を綴っている。 「10か月前にアーシア・アルジェントと知り合った。私たちの共通点は、ハーヴェイ・ワインスタインから暴行を受けたという痛みを共有していること。(アーシアの暴行疑惑に)心が痛むわ。あらゆる場所の被害者の代わりに、私は仕事を続ける」  しかし、ローズは今のところ今回のニュースが単なる主張であり、何も立証されていないとした上で、「私たちは今回の件の真実を知らない。今後も明かされていくことになると思う。辛抱して」とフォロワーに訴えた。
アーシア・アルジェント

当時17歳だった元子役を性的暴行した疑惑が浮上しているアーシア・アルジェント(C)Denis Makarenko

 今回の事件を最初に報じたニューヨーク・タイムズ紙によると、アーシアはワインスタインへの訴えの後に、俳優のジミー・ベネットへの過去の性的暴行に対して金銭的解決を図っていたという。  2004年の映画『サラ、いつわりの祈り』で、アーシアの息子を演じたジミーは現在22歳だが、カリフォルニア州のホテルの1室でアーシアから性的暴行を受けたとされる2013年当時は17歳になったばかりだった。  ジミーの弁護士ゴードン・K・サットロは、ジミーについてこう説明している。 「(アーシア・)アルジェント氏がハーヴェイ・ワインスタイン氏の大勢いる被害者の1人として注目を浴びているせいで最近、当時のことが頭から離れないそうです」
サラ、いつわりの祈り

性的暴行を受けたと主張しているジミー・ベネットは、映画『サラ、いつわりの祈り』でアーシアの息子役を演じた ※画像はアマゾンより

 昨年10月にワインスタインのことを訴えたアーシアは、名乗りを上げた60人以上いる被害者の1人。また、セクハラ告発運動「#MeToo」の中心人物だった。  アーシアの訴えによると、1997年にワインスタインにオーラルセックスを強要されたとしながらも、その後「(ワインスタインとは)5年間以上に渡る合意による性的な関係にあった」と告白し、関係はあくまで一方的で自己満足なものだったと釈明していた。

本人は性的暴行を否定。ではなぜ示談金を?

 報じられた性的暴行疑惑についてアーシアが声明文を発表。「記事の内容に深く傷ついた」とした上で、ジミーと性的関係を持った事実を否定した。  声明文の中では、「当時深刻な経済問題を抱えていたジミーを支援する目的で、金銭を支払った」と記されているという。さらに、アーシアの元交際相手で、今年6月に自殺した人気シェフの故アンソニー・ボーデイン氏が、今回の問題に関与したことも明らかにされている。  声明文によると、この問題で悪評を広められることを恐れたボーディン氏が、ジミーに対し「2人(アーシアとボーディン氏)の人生にこれ以上踏み込んでこないことを条件に経済支援を行った」という。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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