頼れる彼氏がヒモメンに…。男を甘やかす“NGな一言”
ドラマ『ヒモメン』(テレビ朝日系、土曜23時15分~)が今月で最終回を迎えました。窪田正孝演じる碑文谷翔(ひもんや・しょう)のヒモメンぶりが話題になりましたが、それを上回る「ヒモメン彼氏」と付き合っていた女性がいます。早紀さん(仮名・30歳)です。
「彼とはお互い趣味の音楽フェスで知り合いました。私は東京ですが彼は三重県在住。初めは遠距離恋愛だったので私が週末に三重へ遊びに行っていたんです。
伊勢神宮や長島スパーランドなど三重は観光として行くにはすごく楽しくて、彼も優しいし徐々に結婚を意識し始めたんですよね。彼も『一緒に暮らしたい』と言ってくれたし、思い切って彼の家に引っ越すことにしたんです」
当時25歳だった早紀さん。若さゆえの勢いで同棲を決めたといいます。しかし……。
「三重で頼れる人が彼しかいなかったんです。私は東京出身で親戚も友達もみんな東京にいるので。しかも彼の家は近くにコンビニもスーパーもない場所。車の免許を持っていない私は出かけることもできず、彼が仕事から帰るまでひたすら家にこもっていました。
彼は『結婚するんだから別に仕事しなくてもイイよ』と言ってくれましたが、昼間ヒマすぎて。何かアルバイトをしなきゃ、と見つけたのが近所のスナックでした。アットホームで良い店だったんですが、お客さんが地元の人ばかりなので会話に付いていけないんですよね。だんだん鬱になってきて、東京へ帰りたいという気持ちが出てきたんです」
東京へ帰りたいと彼に伝えると、意外な答えが返ってきました。
「彼は『早紀と一緒だったら別にどこでもいいよ』と言ってくれたんです。すごく嬉しくて、彼とずっと一緒にいようと思いましたね。それからすぐに引っ越しに向けて準備を始めました。彼も三重にいながら東京での転職先を見つけてくれて、これでやっと結婚できると思ったんです」
それから数か月後、早紀さんは彼を連れて東京へ戻りました。入籍は仕事が落ち着いてからにしようと約束しましたが、現実はそう上手く行かなかったのです。
「彼の仕事がなかなか続かないのです。彼はずっと三重に住んでいて車で出勤していたので東京のラッシュに慣れないらしく、朝早く行くのも辛そうでした。『三重のほうが給料が良かった』『東京の人間は冷たい』と、何かと理由をつけてすぐに辞めちゃうんです。
しまいには休みの日まで『人が多いから嫌』と、家にこもってネットゲームをするように。外へ誘っても『1人で行ってくれば?』と言われるようになり、喧嘩も増えていきましたね」
東京と三重の遠距離恋愛。同棲開始したけれど……
上京した彼の仕事がなかなか続かない

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