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「嵐」「Hey! Say! JUMP」って書いてあればなんでも買う!ジャニヲタのナゾの金銭感覚

ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ 「キミはふだんケチなくせに、なんでジャニーズには湯水のごとく金を遣うのか!?」  かつて私が交際していた男性にぶっ放された言葉です。なんつーか、大変心外。 「馬鹿ねぇ! ジャニーズに貢がざるをえないからふだん節制してるんじゃん!」  が、正解ですが、曖昧に笑ってにごしたのは若さゆえ、でしょうか。

ジャニーズにかけるお金は「自担の身代金」

 この彼がイライラするように、ジャニヲタはジャニゴトとなるとヤケに金払いがよくなります。たとえさっきまでスカスカの財布を眺め、「どうやって暮らそう?」なんて泣いていたとしても、自担の新譜が発表されればスターン! と複数枚ポチッたりするのです。  なぜなのか? それは、ジャニヲタにとってジャニーズにかけるお金は「自担の身代金」だからです。 ジャニヲタにとってジャニーズにかけるお金は「自担の身代金」「こんなに買っちゃった私」に酔うのもアリでしょうが、ヲタというのは「金になるほど自担の寿命は伸び、延命のチャンスも増える」と本能で知っています。愛する人の身代金をねぎることはないように、ヲタはなんの迷いもなく身銭を切る。そもそも、日常とはレートが違うのです。  100均のしょぼいポーチを見て「何これ100円でもいらない!」とか言ってたくせに、同じものに「嵐」「Hey!Say!JUMP」などと書いてあれば「何これ尊い! 5個買う!」なんて言い出すのがジャニヲタというもの。そして、本当に買う。  で、いくらジャニレートと日常レートが違っても、この身体は日常側にあって、金銭の折り合いも日常側でつけねばなりません。ゆえに、ジャニに何万円、何十万円とかけながら、他事ではモソモソと節約してたりする……のです。  愛しい人を人質に取られたり、レートの違う海外で暮らす人に、「そのお金、もったいないんじゃないの?」というのはヤボなように、モード入ったジャニヲタに金銭的説教をしてみても、通じないことはしばしばです。  年末に入り、来年の餅を買う金はなくても、グッズを買う金はしぼり出せる。それがヲタというもので、おそらく今、日本女性の3人にひとりくらいは、そんな状況なのだと思います(個人の見解です)。 「婚活しなきゃと思っても、合コン代やデート代がもったいなくて……」などとぬかすヲタ。そんな私らを「いいじゃない!」と思う男性がもしおられたら、ぜひお声がけいただければと思います。あなたの趣味も、邪魔しませんので……。 <文/みきーる イラスト/二平瑞樹>
みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。メンタルケアカウンセラーⓇ。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru、公式ブログ:『ジャニヲタ刑事!
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