30代・婚約者と別れを決断。彼氏の本心は4年半つきあってもわかってなかった
【おおしまりえの目指せ!デキたら婚】
恋愛ジャーナリストのおおしまりえです。
結婚にはあまり興味はないけれど子どもは欲しい! そんな希望から、パートナーの仏くんと、独身のうちから妊活と結婚について考え始めるお話です。
<前回までのあらすじ>
気づけば子どもが欲しいという妊活熱が下がっているおおしま。そんなとき、仏くんから「新元号にもなるし、結婚してもいいかもね」という告白を受けました。これはチャンスと思い、結婚について改めて膝を突き合わせてみると、仏くんから「結婚するなら2つ条件がある!」と、思わぬ言葉を放たれ混乱することに…。

「別れた方がいいだろうな」
「名字を変える」「仕事の制限を受け入れる」という結婚に対する条件を突きつけられ、最初に浮かんだ答えはこれでした。
正直なところ、目の前に座っている男性が、4年半の間苦楽を横で見守ってくれた人ではない気がして、一言で言って混乱。もう少し言うと、実は今までこんなに無理して我慢していて、そして今爆発しているのなら、今後一緒にいるのは無理なのかもしれない。そんな冷めた気持ちがありました。
“話し合い”というよりも、ここへきてやっと腹を割ってきた。そんな印象。とはいえ、感情的に決めるほど私も彼も若くはありませんから、じっくりしっかり答えを出す時間へと突入していきます。
彼からの不満と条件を投げかけられたとき、もちろん私は私で、彼に不満がありました。
たとえば資格や転職、お金のことなど。4年半の間に彼が実現したいと言っていたことが、何1つ達成されていないように見受けられたのです。それなのに…という不満がフツフツと湧き上がっていましたが、とはいえ、他人は自分を映す鏡です。
きっと「4年半も一緒にいたけどさあ…」と双方から不満が出るということは、お互い心をさらけ出し合わずにここまで来た証拠なのでしょう。そう思ったら、私が彼に抱く不満の総量は、彼が私に抱くソレと同じなのかもしれない。そんなふうに捉えたら、怒るとか落胆するとかよりも、少し冷静になってきます。
できることは、今から不満を出し合って向き合って解消するか(そこから改めて彼が出した条件を受け入れるかも決める)、それとも別れるか。結局は二択です。
そう思ったら、「別れるしかないかなあ」とシンプルな結論が出てしまうわけです。

4年半付き合っても、何も分かっていなかった
30代の修羅場にあるのは怒りよりも諦め

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