ジャニヲタを悩ます売り切れ問題。グッズは先着販売?それとも抽選にすべき?
<ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ>
コンサートの楽しみのひとつに、“グッズ販売”があります。
物販ブースに貼り出されたサンプルを見て、「やばい! 自担盛れてる!!」と興奮するときめき! それは、グッズハンティングの醍醐味です。
「あれ欲しい、これ欲しい」と悩みつつ並ぶ時間も、気分高まるひととき。じんわり列が進むたび、じっとりと汗がにじみます。
さて、「もう少しで私の番!」と思ったそのとき――! 何やらスタッフに通達があり、“不幸のお札”が現れました。
“不幸のお札”とは――そう、“SOLD OUT”のシールのこと!!
スタッフのお兄さんは、「もう絶対死んでもコレ買う!」と決めていたグッズの上に、びたーん!とシールを貼りました。絶望に、頬を叩かれた気分です。SOLD OUTの赤文字は、イヒヒ!とあざ笑う悪魔の舌のよう。うらめしいったらありゃしません。
もちろん、他にも欲しいものはあります。ありますが、「絶対に買う」と決めていたグッズを抜いての変更は、危険な急ハンドルのようなもの。気持ちがついていかんのです。で、しかたなく次の公演で買おうと決意しますが、早々に売り切れたグッズは、翌日以降もとにかく“足が速い”。
あっという間に売り切れとなり、ヲタをがっかりさせるのです。
スタッフがグッズ列にやってきて「ご案内します。ただいま、◯◯さんのうちわが売り切れました!」などと言われるときのやるせなさ。
さらに、「えー、◯◯さんのクリアファイルとポーチも売り切れです!」とか言われると、ダメ押しで傷口に塩を塗られた気分。うなだれて列を離れる者どうし、ヒシ!と抱き合いたい気になります。
ジャニーズの今夏のグッズでいえば、KAT-TUNのハンディファンやサコッシュ、A.B.C-Zのシャツなどが人気の売り切れグッズとなった模様。
グッズは、原則として“早い者勝ち”なので、取り逃がすと「なんで私、もっと早く行かなかったの?」と自分を責めてしまいがち。
他アーティストさんの中には、会場限定グッズは早い者勝ちでなく、抽選販売とするケースもあるそうです。購入希望者は、並び直しを防ぐためチケットや身分証をチェックされ、ガラポンを回す→当たったら限定グッズを買えるそう。先着勝負が厳しい人にはよさそうですが、はたしてどちらがいいのやら。
「本当は、ネットで事前予約販売をしてほしい……」そう思いながら、今日もヲタはグッズを求めて列につく。
この夏あなたは、欲しいグッズを手にすることができたでしょうか――?
<文/みきーる イラスト/二平瑞樹>
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みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。メンタルケアカウンセラーⓇ。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru、公式ブログ:『ジャニヲタ刑事!』