結婚式の新郎胴上げで大惨事に…式場の“禁止事項”に隠されたホンネ
こんにちは。おまみこと、長谷川真美です。6年のウェディングプランナーの経験を経て、式場専門のコンサルタント、プランナー養成講座の主催、フリーランスのウェディングプランナーをしています。
式場を契約する際、まずは式場から提示される「規約書」に基づいて申込の手続きが進められます。この「規約書」は、いわば、その式場の「歴史」のようなものでもあり、たとえば、「什器備品の破損などがあった場合、直ちに修復していただくか、相応の金額をお支払いいただきます」のような文言があったとしたら、「過去に什器備品が壊されたことがあって、それを弁償しなかった人がいるんだなぁ」という感じです。
今回は、そんな「規約書」に追加項目として加えられてしまったエピソードをお届けします。
ブライダルフェアでは、多くの式場が「ブライダルフェア特典」を用意しています。少しでもお客様の背中を押して、ご納得いただいてご成約に繋げるためです。どれだけ予約枠が埋まっているかなどによっても、その特典内容は左右されますが、お得であることには違いありません。中には、時期や招待人数、日柄、時間帯などによって、驚くほど安くなる可能性も大いにあります。
【参考記事】⇒結婚式を安くあげるには「申し込む時期」と「直接予約」に注目
ただ、あまり多くはないのですが、成約されてからもさらに値段交渉をされるカップルも中にはいます。会場によっては、成約された方のみを対象にしたドレスショーでお得なプランの用意があったり、結婚式に必要なアイテム(引出物や写真、ペーパーアイテムなど)を一度に見ることができるアイテムフェアなどでもお得な特典があったりします。
そういったイベントにはぜひ参加されることをおすすめしますが、それ以上に値段交渉をされてしまうと、会場側はただただ辟易としてしまいます。もちろん、ウェディングプランナーも仕事ですから、そういったお客様に対しても無下に対応することはありませんが、度が過ぎてしまうと、「要注意カップル」としてリストに載ってしまうことも。
そして、そういったカップルが増えてしまうと、「規約書」に記載されることになります。「ご成約後のディスカウントは一切応じかねますので、ご了承ください」と。もし、そのような文言があった場合は、過去に強く値切られてしまったことがある、ということですね。会場側の心情としては、「お手柔らかにお願いします……」といったところでしょうか。
値下げ交渉はお手柔らかに……

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