＜ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ＞ 　一緒にコンサートに行ったり、応援うちわを作ったり……。あなたには、共にヲタ活を楽しむ“相方”はいますか？ 「一緒にコンサートに行く人はいますが、彼女は別に“相方”がいて……」という方、もしかして都合のいい“愛人ヲタ”にされてはいませんか？ 　すでに“相方”のいるヲタ友さんとどう付き合うべきか？ 今回は、こんなお悩みをいただきました。 「ヲタ友ができましたが、その人には決まった相方がいます。“ファンクラブのチケットは彼女と申し込むから、あなたとは申し込めない。（私と行くぶんは）あなたのファンクラブ枠で申し込んで”と言われ、それが当たり前のようになってきて、釈然としません……」 　これは、「妻とは別れられないが、キミとも一緒にいたい」とか言ってくる既婚男性のような物言いかと思います。 「決まった“相方”がいるからしかたないよね？ そちらは自由がきくんだから、よろしく頼むよ……」ということでしょうが、大変厚かましいお願いに思えます。 　無論、あなたが「見返りなんて求めない！ 私は何を差し出してもいいし、この人とご一緒したい！」と思うならそれでもいいのです。 　けれど「？」と思われるのは、納得がいかないからにほかなりません。 　相方がいたとしてもきちんと折り合いをつけて、「次の公演はチケットを譲ってくださった方と申し込む」としてくれたり、以後「おたがい都合が合えばチケットを融通し合うけれど、それ以外は双方の好きにする」など、筋を通し合える関係でいたいもの。 　何も言えないでいると、あなたは便利な“愛人ヲタ”くらいの扱いに甘んじることになります。 “愛人ヲタ”にならんためにも、特にチケットに関しては「ギブ・アンド・テイクでいたい」と、はっきり伝えたほうが望ましいですよ。 　ギブ・アンド・テイクというのは、姿勢や心構えの問題で、「それぞれ分担して申し込んでいるけれど、自分は落選ばかりでイーブンじゃない」と萎縮するのは違います。当落というのは、こちらでは操作できないのですから。 　ただ、あとあと揉めないためにも、「片方のみ当選でも一緒に行く」などの約束ごとは、最初に決めておいたほうが賢明です。 「一緒に行く」はずだったのに、相手の合意を取らず他の当選者と交換したり、当初の取り決めを自己判断で覆すのは、トラブルのもとになります。 　公演が中止や延期になったりと、はからずも待ち時間ができた今だからこそ、気になっていたヲタ友との関係を見直すのもいいのでは。 　人生100年時代。ヲタ活だって100年時代にほぼ近い、昨今です。気になるモヤモヤはどんどん解決していきたいもの。そして、コンサートが再開された折には、すっきり気分で楽しめるといいですね！ ＜文／みきーる　イラスト／二平瑞樹＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】