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朝ドラ『エール』窪田正孝×山崎育三郎×中村蒼・3人組の今後に妄想が止まらない

 窪田正孝と二階堂ふみが夫婦役で出演することが話題の朝ドラ「エール」(NHK総合)。  蓋(ふた)を開けたら、予想以上に彼らの子供時代を演じている子役たちの評判がいい。いずれにしても話題があることはいいことだ。 連続テレビ小説「エール」朝ドラNHK

“朝ドラ”では数少ない男性主役作「エール」

「エール」は1961年から昭和、平成、令和……と長きにわたって102作も作られているご長寿シリーズ“朝ドラ”こと連続テレビ小説の通算102作め。これまでずっと1話15分×週6日だったが「エール」から週5日になったことも話題になっている。  これまでも、放送開始時間が変わったこともある(いまは8時開始)など、時代に合わせて改革が成されているが、基本は、明るく元気でさわやかな女性の半生(人生)を描くドラマシリーズである。  主人公たちはスーパーマーケットを経営したり、洋品店を経営したり、アニメーターになったり、陶芸家になったり、寄席主の妻だったり、漫画家の妻だったり、専業主婦のときもあれば、仕事と主婦業を兼業するときもある。シングルマザーのときもある。  時代も住む地域もいろいろ、戦時中から現代まで、北海道から沖縄まで、様々な女性の姿が描かれてきた。
NHKドラマ番組部 監修,「朝ドラの55年 全93作品完全保存版」NHK出版

NHKドラマ番組部 監修,「朝ドラの55年 全93作品完全保存版」NHK出版

「エール」は朝ドラで数少ない男性主役作。これも話題のひとつ。  窪田正孝が、1964年のオリンピックや巨人や阪神の応援歌、映画「モスラ」の劇中歌などの名曲をたくさん生んだ福島出身の作曲家・古関裕而をモデルにした古山裕一を演じる。  二階堂ふみは、その愛妻・音役。福島で暮らす裕一と豊橋で暮らす音が小5のときに運命的な出会いをして、のちに結婚、互いを支えあいながら生きていく。  第1話では音の鼻歌から裕一がオリンピックの曲を思いつく場面が描かれた。 連続テレビ小説「エール」朝ドラNHK古山裕一・音

夫の大仕事を支える妻の物語が朝ドラでは好まれる

 夫婦が手を取り合って苦難に打ち勝っていくパターンは朝ドラのテッパンのひとつである。  この間まで再放送されていた「ゲゲゲの女房」は向井理演じる漫画家を生涯支えた妻(松下奈緒)の物語だった。「マッサン」は国際結婚した主人公(玉山鉄二)と妻(シャーロット・ケイト・フォックス)がウイスキー作りに励む物語。「まんぷく」は変人の実業家(長谷川博己)と彼を「まんぺいさ~ん」と支え続けた妻(安藤サクラ)がインスタントラーメンを発明する物語……等々どれも人気作。  仕事に燃えるヒロインも好まれるが、案外、夫の大仕事を支える妻の物語が朝ドラでは好まれるのである。メイン視聴者が主婦だから。

画期的だったのは妻・音の子供時代を描いたこと

連続テレビ小説「エール」朝ドラNHK 少女時代の音(清水香帆)

少女時代の音(清水香帆)

「エール」で画期的だったのは、第1週で福島の裕一(石田星空)の子供時代、第2週で豊橋の音(清水香帆)の子供時代を描いたことである。男性主役の朝ドラと女性主役の朝ドラの2本が平行してはじまったかと思ったほどだ。  明治大正と昭和をデュアルで見せた大河ドラマ「いだてん」(19年)のように視聴者に混乱を招かないのか?と余計なお世話ながらちょっと心配になったが、場所が違うだけで時代が同じなのでそれほど混乱はないだろう。  いっそこのままずっとデュアルで、結婚してからも、裕一視点、音視点にしてもいいのではないかとさえ思った。窪田も二階堂も俳優としてはどちらが主役になっても安心な演技巧者であるし、それぞれファンもいるから。と勝手な妄想はさておき。やがて福島と豊橋がつながって夫婦二人三脚のドラマになれば、それはそれで最強であろう。
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音楽の道を歩む主人公と友達3人組の今後に妄想が止まらない
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