豊川悦司の魅力を総まくり。再放送であの“トヨエツの手話”が見られる
新型コロナウイルスの影響で撮影が中止・延期されていることにより、過去の様々なドラマの名作が放送されている今。
ラブストーリーを待ち望む声も多く、そんな中、『愛していると言ってくれ 2020年特別版』(TBS系)が5月31日より4週連続で放送されるという報道に、ネット上では歓喜の声が多数あがっています。
本作は、豊川悦司と常盤貴子が主演、脚本を北川悦吏子が手掛けたラブストーリー。
後天性聴覚障害者の青年画家と女優の卵の「純愛」の美しさもさることながら、特筆すべきは、当時の主演二人がひたすらに美しく、絵になること。
そこで、これを機に改めて“トヨエツ”こと豊川悦司の魅力を振り返ってみたいと思います。
まずブレイク前の注目作といえば、本格的な映画デビュー作であり、三谷幸喜脚本・演出の舞台を映画化した『12人の優しい日本人』でしょう。
細くシュッとしていた彼は「陪審員11号」を演じていました。前半ではミステリアスな雰囲気を漂わせていたものの、中盤で沈黙を破り、それまでの流れを覆していく様は小気味よく、その後の会話を加速させていくエネルギーともなる重要な役割を担っていました。
さらに、サブカル好きなどの間で注目を浴びたのが、カルト的人気を誇った飯田譲治監督の深夜ドラマ『NIGHT HEAD』です。
武田真治の兄役で、超能力を持つがために監禁されて育った兄弟を演じました。超能力者ゆえの神秘性と孤独感、脆くも危うい攻撃性は、彼のイメージに見事にハマリました。
また、野島伸司脚本の『この世の果て』では、ヒロインに裏切られる御曹司を、野沢尚脚本『この愛に生きて』ではヒロインの夫で、元妻と不倫する役を演じていました。いずれも「美しさ」「セクシーさ」をまとう、愛憎に塗れた存在です。
しかし、そこから一転、ブレイクしたのはご存知、『愛していると言ってくれ』でした。この作品でのポイントは、聴覚障害を持つ役柄であることから、彼の強い武器で、セクシーさの源でもある「美声」をあえて封印したこと。一種の賭けだったかもしれません。
しかし、その代わりに強く印象付けたのは、コミュニケーションの手段として「手話」を駆使した長く美しい指先です。
言葉の代わりに、語り掛けるのは、無駄な肉のない大きな背中と、スラリと長い指の美しい手。いずれも女性たちの大好物です。トヨエツに手話をさせたのは、発明でした。おまけに、美声がナレーションのみで聞けることも、一種の特典のようです。
三谷幸喜脚本の映画『12人の優しい日本人』で本格映画デビュー
武田真治の兄役でカルト的人気『NIGHT HEAD』
トヨエツに手話をさせたのは発明『愛していると言ってくれ』
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