エアコン温度は25~28度、その子が快適な温度を探って
真夏の室温は“外気+5℃以上”にもなると言われています。猫の健康を守るために室温は何度に設定すべきなのでしょうか?

「猫の場合にはエアコンの設定温度は25~28度、湿度は50%くらいが最適。最高温度を下げてあげるイメージで、常に一定の室温にしてあげてください。
エアコンでなく『扇風機で風を当てたら大丈夫でしょ』と考えている飼い主さんも多いですが、猫は人間のように汗をかいて体温を調整する機能がありません。汗の出る汗腺も肉球にしかないので、
扇風機からの風が当たっても涼しさを感じないんです。
熱中症対策、暑さ対策を考えるのであれば、やはりエアコンで室温を一定に保つのがベストですね」
エアコンの冷たい風にずっと当たっていると、人間は体のダルさを覚えることも……。同じように猫も“冷房病”になるのでしょうか?
「クーラーによって冷房病のような症状が出るかどうかは厳密には解明されていませんが、エアコンが苦手な子もいるはずです。体調を崩さないためにも、愛猫の様子をよく観察しながらら、その子にとっての快適な温度を探してあげるとよいでしょう。
猫は自分が心地良いと感じる空間に足を運ぶので、エアコンの効いた部屋を用意したうえで、
お風呂場や他の部屋へ移動できるようにしておくのもおすすめです。お留守番中ケージにいれておく場合には、エアコンの風が直撃していないか注意しましょう。エアコンが苦手な猫ちゃんの場合には、ひんやりシートやひんやりベッドを用意してあげるのも一案です」