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猫ちゃんの熱中症を防ぐには?エアコン設定から、水を飲んでもらうコツまで

お風呂やトリミングは、あえてやらなくてもいい

 水嫌いで知られる猫を入浴させるのは至難の業。引っ搔きや大暴れをどうにか収めながら、お風呂にいれた経験をお持ちの飼い主さんも多いはずです。では、夏場の暑い時期、サッパリさせるためにも猫はお風呂にいれるべきなのでしょうか? 猫風呂 「基本的にお風呂に入れる必要はないと思います。もともと大半の猫は水が大嫌いなので、水を少し浴びただけでも強いストレスを感じてしまいます。大きな負担とストレスを与えてしまうことなので、『暑いからサッパリさせてあげたい』という理由でお風呂に入れる必要はありません」  猫はかなりのキレイ好き。グルーミングによって自らの毛や皮膚をきれいに保っているので、よほど汚れが目立つとき以外には無理に入浴させなくてよいのだそう。  では、最近よく見る“ライオンカット”(胴体の毛を短く刈り込む)については? 「猫のトリミングについては獣医師界でも賛否両論ありますね。体温調節の関係で夏場はカットしてもいいと言う獣医もいれば、グルーミングできないことによるストレスを心配する獣医もいます。  もともと猫は1日の多くをグルーミングに費やしているので、毛を刈ってしまうとどうしても違和感やストレスを覚えてしまいます。絶対にやってはダメ!という理由はありませんが、個人的には、毛のカットはせずに部屋の温度を一定に保ってあげるだけで十分だと考えています」 【関連記事】⇒猫にとって、ずっと家にいる飼い主はストレスの元凶だった!? <取材・文/山本杏奈>
獣医にゃんとす
一匹の猫と暮らす獣医師。元臨床獣医で、現在は研究員。猫についての有益な情報や最新の獣医学研究を発信中。(個別の健康相談はご遠慮ください)Twitter:@nyantostos ブログ:げぼくの教科書
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