絶対に観たい春ドラマ5選。“日曜劇場”も安定だけど、No.1は大物ダブル主演の“話題作”!
4月に入り、春ドラマが続々スタートしています。番組ごとに開始時期がかなりズレやすい春クールのドラマ。年間100本以上の日本ドラマをチェックするアラフォー筆者が、この春地上波のプライム帯(19~23時放送)で放送されるなかから“おすすめ5選”をご紹介します。
4月1日にスタートした『しあわせは食べて寝て待て』(NHK総合、火曜よる10時~/原作:水凪トリ氏による同名漫画)は、この季節にぴったりの癒しドラマになる予感がします。
「一生つきあわなくてはならない」病気にかかったことで、健康、仕事、マンション、将来設計……色々となくしてしまった主人公・麦巻さとこ(桜井ユキ)。週4日のパートで質素に暮らす38歳、独身です。家賃5万円の団地に引っ越し、隣に住む90歳の大家さん・鈴(加賀まりこ)と訳あり料理番・司(宮沢氷魚)を通じて、旬の食材を取り入れて体調を整える“薬膳”に出会います。
薬膳をきっかけに主人公が心身の健やかさを取り戻していく心温かな物語は、新しい環境や人間関係で無理をしなくてはならないこの季節にぴったりです。未だ肌寒い4月の頭、第1話で登場した肉団子スープの描写は、観ているだけでほっこりとさせてくれました。今からでもまだ間に合います!
筆者的に最推しの春ドラマは『続・続・最後から二番目の恋』(4月14日スタート/フジテレビ系、月曜よる9時~)です。古都・鎌倉を舞台とした不器用な大人たちのホームドラマでもあり恋愛ドラマである、ヒットシリーズの続編。ダブル主演の小泉今日子と中井貴一を筆頭に、本作における個性豊かなレギュラーメンバーである坂口憲二、内田有紀、飯島直子の継続出演も発表されています。
本作の魅力をとっても端的にお伝えすると、キャストの実年齢に近い登場人物たちが、人生の機微を解像度高く見せてくれる点です。何歳になっても人生はままならない。恰好がつかなくとも、懸命に、素敵な未来に恋をしながら、日々を“ファンキー”に楽しく生きていく大人たちの群像劇は、観る人に元気や勇気、希望を与えてくれます。脚本家・岡田惠和氏らしいテンポのよい会話劇が中心なので、前作を観ていない人でも楽しめること間違いなし! この春楽しみで仕方ない作品です。
しあわせは食べて寝て待て

ドラマの原作漫画『しあわせは食べて寝て待て 1』(秋田書店)