元キャバ嬢を理由に嫁の私を拒絶する義両親。私が密かに考えている“復讐”とは
ほどよい距離を保てばいいと言われても、義父母とはできれば波風を立てたくないもの。大山かなさん(仮名・38歳)も、そうした気持ちから毎年、義父母へお中元やお歳暮を贈るなど、コツコツと感謝の気持ちを示してきました。
しかし、ひょんなことから自分の気持ちが思いもよらぬ受け止め方をされていることを知り、仰天。義父母との付き合い方を見直すことにしました。
かなさんは3年前、マッチングアプリで夫・晃一さん(仮名・42歳)と結婚。義父母は、かなさんとの結婚にあまりいい顔をしませんでした。
「夫がつい、口が滑らせたようで私が昔、キャバで働いていたことを顔合わせ前に義父母に言ってしまったんです……。顔合わせのとき、お義母さんからは『男性の立て方を熟知されている人だから結婚生活も大丈夫でしょうね』と、キツい嫌味を言われました」
そのまま、義父母と疎遠になる選択もありましたが、実の両親と不仲だったかなさんは愛した人の親とくらい仲良くなりたいと思ったそう。
なんとか距離を縮めようと、結婚以来、感謝の手紙を添えて、お中元やお歳暮などを贈り、夫婦で旅行に行ったときには必ず義父母にお土産を買い、持っていくなど、できる限りの歩み寄りをしました。
「印象が最悪で関係性に波風が立ちそうなことがわかっていたからこそ、できるかぎりいい嫁になりたい、認めてもらいたいと思い、頑張ってきました」
ところが、1年前、衝撃的な出来事が起きます。いつものように夫婦での旅行を楽しんだ後、かなさんは義父母宅へ旅行のお土産を持っていきました。すると、義母から「いつも、さぞ気持ちいいでしょうね」と嫌味を言われたのです。
何のことか分からない……。そう思い、「何がですか?」と尋ねると、義母は冷たく笑って、「そうやって、お土産を持ってくることだよ。私は贅沢な暮らしをしてますって、農家の私たちに遠回しに自慢してるんでしょ? それか、お父さんのご機嫌取りをして遺産でも狙ってる?」と言いました。
そんなつもりはない。ただ、少しでも喜んでほしかっただけ。かなさんはそう伝えましたが、義母は聞く耳を持たず。
すると、2人の話が耳に入ったのか、リビングにいた義父も口論に参戦。「お中元もお歳暮も高そうなものばかり贈ってきて、どんだけうちの息子に金を出させてるんだ。夜の仕事で稼いだ金があるんだから、どうせ買うなら自分の金を使え!」と一方的な憶測でかなさんを責め始めました。
「私がキャバクラで働いていたのは、20代前半の頃です。お義母さんたちへの贈り物は、今の仕事(アパレル業)で稼いだお金で買っていましたし、夫婦ふたりで出し合っていました。そんなふうに受け取られているなんてビックリしました」

画像はイメージです(以下同)
波風が立ちそうだったから「いい嫁」でいたかった

夫婦旅行のお土産を持っていっただけなのに…義父母の理不尽な怒り

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