彼の話はぜんぶ仕事のグチ。親身に聞いてたら、大ウソ野郎だった
彼の部屋から知らない女が…!
居ても経ってもいられなくなった寛子さんは苦しんでいる彼を近くで支えたいと思い、週末に勇樹さんの家に行くことにしました。
「これまで彼のアパートへ行ったことはなかったけれど、住所は教えてもらっていました。彼からは顔を見られたくないから来ないでと言われたけど、何かしたいと思って。罪滅ぼしをしたいという気持ちも、どこかにありました」
たとえ、どんな顔になっていたとしても彼を思う気持ちは変わらない。そう思い、インターホンを鳴らすと、出てきたのは彼ではなく、なんと見知らぬ女性。絶句したのは、相手の女性も同じです。沈黙を破ったのは、部屋から出てきた勇樹さんの「うわっ」という一言。その顔には麻痺などありませんでした。
「彼は心配してほしくて、嘘をついたと言っていました。部屋に連れ込んでいたのは1か月前に出会い系アプリで知り合った女性。私に、グチを控えてと言われてから出会い系アプリで他の女性と連絡を取ってたみたいです」
「支えてくれなかったから」と開き直る彼
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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