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彼の話はぜんぶ仕事のグチ。親身に聞いてたら、大ウソ野郎だった

 大切な人が苦しんでいると、何とかして力になりたいと思うもの。  ところが、田中寛子さん(仮名・31)は、そんな想いから行動した結果、彼氏の本性を知り、深く傷ついてしまいました。
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※画像はイメージです(以下、同じ)

マッチングアプリで知り合った大工の彼

 1年前、寛子さんはマッチングアプリで知り合った2歳年下の勇樹さんと交際をスタート。大工の勇樹さんは仕事に対する責任感が強く、若くして親方というポジションでした。それゆえストレスも多く、付き合い始めて3か月ほど経つと、寛子さんに仕事のグチをこぼすようになりました。 「自分より年上の人に指示を出さなければいけないのが難しいとか、下の子から毎回給料の前借りを頼まれるので困るとか、いろんな悩みを抱えていました」  でも、寛子さんはそんな話を聞けることを嬉しく思いました。 「心を許してくれている証拠だと思ったので、何とかして負担を減らしてあげたかったです」  そこで、寛子さんは勇樹さんがグチを言うたび、親身に聞き、自分なりのアドバイスを贈るように。 「役に立たないものももちろんあったと思うけれど、彼が『心がラクになった』と言ってくれるので、少しは力になれているのかもしれないと嬉しくなりました」

大切な彼が「顔面神経麻痺」に

ショック しかし、日ごとに勇樹さんがグチをこぼす頻度は増えていき、付き合って半年が経つ頃には日々の連絡のほとんどがそんな話題になっていました。 「彼は出勤が早いので、朝の5時に電話がかかってくることも多かった。そうかと思えば、夜中の1時にかかってくることもあって。送られてくるLINEも毎回グチ。さすがに付き合いきれなくなったので、話し合うことにしたんです」  ネガティブな話題ばかりだと苦しいし、電話の時間帯も考えてほしい。寛子さんがそう告げると、彼は謝罪をしてくれ、これからは気を付けると約束。それから2か月ほどは平穏な日々が続きました。  ところが、ある日、勇樹さんから「顔面神経麻痺になった」というLINEが。 「びっくりしました。片側だけ麻痺してしまって水分が上手く飲めないと聞きました」  そんな状況でも仕事を頑張っていることを知ると、寛子さんの心には罪悪感が芽生えたのです。 「私が彼のストレスのハケぐちになってあげられなくなったから、ストレスをため込みすぎて、こんなことになってしまったんじゃないかって深く反省しました」
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彼の部屋から知らない女が…!
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