免疫力には「入眠後3時間にぐっすり寝る」ことが大切
さらに、免疫力アップのためには、質のいい睡眠も欠かせないそうです。
「睡眠中に多く分泌される成長ホルモンは、新陳代謝や女性ホルモンであるエストロゲンの分泌を促進する、骨や筋肉の形成や脂肪分解、免疫力アップなどに関係しています。特に、
入眠後3時間を大切にしていただきたいです」と今津先生。

なぜ「入眠3時間」なのでしょうか?
「睡眠には、熟睡状態の『ノンレム睡眠』と、浅い眠りの『レム睡眠』の2種類がありますが、入眠3時間以内に起きる『ノンレム睡眠』が、睡眠の質の80~90%を握っているからです。たとえ夜10時に寝ても1時間後に目覚めてしまえば、睡眠の質は低いということになります。
忙しい女性は寝るのが遅くなりがちですが、熟睡するのは、夜12時から3時間でもかまいません。夜にぐっすり3時間寝られる環境を確保しましょう。
無理をして深夜に仕事をするのではなく、夜パッと寝て、早朝に起きて仕事を再開したほうが、パフォーマンスが上がりますよ。
入眠前は体温が低下するので、寝つきをよくするには、布団内を温めることも効果的です。特にこれからの季節は、湯たんぽなどを使うといいでしょう」
快眠できる布団内の温度は33度前後だとか(
厚生労働省、e-ヘルスネット)。
というわけで、ポイントを抑えれば意外とできそうな免疫力アップ。
「いくつもの条件を課すと挫折しやすいので、朝ごはんと睡眠の2つで免疫力をアップして、ウイルスに負けない体をつくってください」
<取材・文/内埜さくら>
内埜さくら
恋愛ライター。これまでのインタビュー人数は3500人以上。無料の恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い(現在休止中。準備中のため近日中にブログにて開始を告知予定)。コメンテーターとして『ZIP!』(日本テレビ)、『スッキリ!!』(日本テレビ)、『バラいろダンディ』『5時に夢中!』(MX-TV)などのテレビやラジオ、雑誌に多数出演。