空港で働く女性、CAに注意されて赤面…休憩時間のニオイ問題
ヨガインストラクター、ライターの高木沙織です。かつてグランドスタッフとして6年間勤務してきた私。みなさんが空港で接する航空会社の地上職員です。
「石けんとか、花のような優しくていいニオイがしそう!」、空港内や機内で働く航空会社の職員を見てこう思ったことはありませんか? 私はあります。海外留学をするために空港・飛行機を利用したとき「清潔感の塊だ」、とその働く姿を上から下までジーッと眺めていました。
ところが、実際に航空会社で働き始めてしばらく経った頃。こんなニオイ問題を客室乗務員の方々に指摘されてしまったのです……、それでは穴があったら入りたい!な話をどうぞ。
入社後“身だしなみ研修”の時間を設けている航空会社は多く、頭のてっぺんからハイヒールのつま先のちょっとした汚れ、かかとのダメージに至るまでそれはもうそんなところまで見る?と上司・先輩なのにもかかわらず教育担当者に突っ込みを入れたくなってしまうほどの厳しい全身チェックの日々。
メイクや制服の着こなしはもちろん、ほんの数本のアホ毛すらも指摘されながら(これくらい見逃してよ)、と内心では思いつつ「こうやってあの洗練された隙のない清潔感を身に付けていくのか」、と思ったのも嘘ではありません。
そして今回のテーマでもある“ニオイ”。ニオイについてのNGは、香りの強い香水やヘアスプレー、柔軟剤の使用くらいだったかなと記憶しています。
そんな感じで身だしなみはOK!な、グラホが出来上がるのですがある意外な盲点が。それは、ロッカールームに充満する“食べ物”のニオイ。
空港内にはさまざまなレストランやカフェがありますが、どの店舗で食べても1,200円以上と結構お高い。私たちグラホの給料ではレストランでの食事はご褒美以外の何ものでもありません。ほとんどの職員がコンビニエンスストアで買ったものを、ロッカールーム内にある休憩スペースに持ち帰って食べていました。
なかでも人気だったのは……。
ビビンバ弁当や焼き肉弁当、カレーライス、ペペロンチーノ、あとレジ横で売られている唐揚げも高確率で買う人が多かった。激務ゆえに欲するんですよ、こういうスタミナがつくガッツリ系を。
えぇ、ここからは言うまでもなくご想像のとおりです。ロッカールームに持ち込んでから食べている最中、食後にもしばらくニオイが残るであろうにんにくやスパイスがふんだんに使われたものを好んで食べていましたから。
数本のアホ毛もアウトな身だしなみ研修
