新型コロナの影響が長引くなか、庶民の懐事情は苦しくなる一方だ。というわけで、今まで激安商品を数多く調査してきたSPA！がコロナ禍に負けない“激安優良商品”を徹底調査。その検証結果をレビューでお伝えする。 　コロナ禍の移住先として脱東京を挙げる人も多いが、SPA！では’20年11月に「移住するなら千葉最強説」を取りあげた。果して激安移住なるか？ 　千葉県を中心に借金ゼロで10戸の築古戸建てを所有する不動産投資家のエリック氏は「35万円で持ち家に引っ越せますよ！」と太鼓判を押す。 「特に千葉の田舎は激安物件天国。例えばこの物件は、223坪の土地、約75㎡の建物合わせて5万円でした。畑や農機具など、大量の残置物もついて5万円という激安ぶり。木更津の隣駅、富津市の物件ですが、車でアクアラインを使えば都内まで約1時間で行けます。たまに出社が必要な人には、うってつけの移住先です」 　衝撃の価格で投げ売りされる家とはどんなボロ家なのかと思いきや、『となりのトトロ』のサツキとメイの家を彷彿させるレトロ感。確かにボロいが、十分に住めそうな物件だ。 「千葉は資材も豊富に取り扱う大型ホームセンターが充実しているので、必要な道具を一日数百円でレンタルすることもできますし、DIYにも便利な環境です」 　35万円で移住するだけでなく、持ち家まで手に入れられるとは!? 「ちなみにこの物件には畑以外に状態のいい農機具が残されていたので、自給自足生活に憧れて移住先を探す人なら、これほど良い物件はありませんよ」 　とはいえ、こうしたお宝物件に出合うには、どうすれば？ 「ネットに情報が出ることはめったにないので、地元の不動産屋さんを訪ね歩くなど、地道な努力は必要。ただ探せば確実にあります」 　物件購入の既成概念を覆すほど激安なのは間違いない。たまに出社する程度なら、やはり千葉が最強か!? お得度……★★★★☆（5点満点中4点） ＜Good＞引っ越し代レベルで終のすみかが入手可能 ＜Bad＞キレイ好きは正直辛い、築60年という現実 ＜取材・文・撮影／激安商品取材班＞