嵐を20年間、見守り続けた堤幸彦「売れっ子になったからといって、僕らから遠ざかる人たちじゃない」
記憶に残るライブ映画のDNA
――記録映画として、この先もずっと残り続ける作品になっていくと思いますか?
堤:ウッドストックのようにDNAにこびり付くんです。記憶ですり替えて、美化してる部分もありますが、DNAにこびり付く感じは、映画であるがゆえに、スクリーンと一対一で対峙して没入する感覚です。
ドルビーシネマは今体験出来る没入感の最高峰だと思います。よしんば嵐のファンではないとしても、東京ドームのあの祝祭的感じというのは、どこか記憶の襞(ひだ)にこびり付いて、あれはカルチャーとも、アーティストとも、エンターテインメントとも言える、何だかジャンルでくくれないけど、記憶に残るものだと思います。
それが過去のライブ映画から学んだことだし、今後もチャンスがあれば目指して行きたいところです。もちろんこんな贅沢な、125台もカメラで撮影することは出来ないかもしれませんが、生のアーティストをもぎ取って、人々の記憶に植え付けるということは続けたいなと思います。
「その時代の裂け目を嵐が結んでいる」
【公開情報】
映画『ARASHI Anniversary Tour 5 × 20 FILM “Record of Memories”』は11月23日(金)より全国にて上映中
映画『ARASHI Anniversary Tour 5 × 20 FILM “Record of Memories”』は11月23日(金)より全国にて上映中




