Gourmet

「業務スーパー」を“激安なだけ”と見下すグルメ派に伝えたい4つのこと

④リアルファンを味方にしている

業スーファンの口コミ内容をそのままPOP展開している

業スーファンの口コミ内容をそのままPOP展開している

 業務スーパーでは、商品を高く評価するだけでなく、“頻繁”かつ“継続的”に購入してくれる顧客を大切にする姿勢を貫いています。これは有名海外ブランドにも見られるような「顧客ロイヤリティ戦略」と言われ、店内のPOPを見てもそれを垣間見ることができます。  長期的に信頼や愛着を抱いてくれる顧客は、自身が気に入った商品を外部に対してリコメンドしてくれる。その特性を真摯にプロモーションに生かすことで、業務スーパーファンを育てながら業績向上を実現しているのでしょう。従来のクラシカルな広告手法(チラシから大型CMまで)に依存していないことも成功の要因につながっていそうです。
「みんなに愛されるスーパーマーケットを目指す」という姿勢こそが成功につながっている

「みんなに愛されるスーパーマーケットを目指す」という姿勢こそが成功につながっている

 業務スーパーが成長していくにつれて、関連する情報も大量に氾濫しています。  情報が多すぎると、読者も書き手も少なからず影響を受けてしまうので、良い情報も悪い情報も控えめに受け止めながら、自身の目で判断することがもっとも尊いのだと私は考えます。さあ、皆さんは、今の業務スーパーをどう感じるでしょうか? 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます <文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ