若者を中心に絶大な人気を誇る、20歳のカリスマ・シンガーソングライター、ビリー・アイリッシュ。現在、ワールドツアーを敢行中で、全米各地でコンサートを行っている。今月5日（現地時間）に行われたライブでは、演奏を一時中断するハプニングが発生したが、そのときにビリーが取った神対応に称賛の声があがっている。 　5日（土）にジョージア州アトランタでライブを行ったビリー。盛り上がる観客を前にパフォーマンスを披露していた最中、群衆のなかで苦しそうに息をしている女性を発見。演奏を一時中断し、その女性に向かって「吸入器は必要？」と話しかけた。 　その後、会場のスタッフに「私たちのところに吸入器はある？ 持ってきてくれる？」と尋ねたうえで、女性を救護するよう要請。 　会場スタッフが救護したことを確認すると、「大丈夫ね。少しの間、彼女を休ませてあげて。そこに群がらないようにして」と観客たちに呼びかけた。 　その女性に「外に出る？ それとも大丈夫？ 本当に？」と確認したビリーは、ほどなくしてライブを再開することに。ただ、「皆が無事かどうかを確認するまで待ってから、再開するから」とも話し、会場の観客に細心の注意を払っていることをうかがわせた。 　当日、会場にいた人々の話によると、ライブの途中で観客席が盛り上がり、ステージ前に群衆が殺到。一部の観客が押しつぶされそうになっていたという。この様子を見ていたビリーは危険を察知し、演奏を途中でストップしたとみられている。 　実はビリーがライブ中に演奏を一時中断するのは、今回が初めてではないようで、常に観客の安全を第一に考えた運営には、称賛の声もあがっている。

Billie Eilish stopped her show last night to help a fan that needed an inhaler‼️

"I actually wait for people to be ok before I keep going" fans have since taken this as Travis Scott shade. pic.twitter.com/venWLwvvmv

— RapTV (@raptvcom) February 7, 2022