何でできてるの?“水に溶けて変身する指輪”が可愛すぎ!海外からも注文殺到
箱の形をした指輪を水中に入れると、アジサイが咲いたかのように箱がふわっと溶け、中から可愛い指輪が現れる――そんな“溶ける指輪”が話題です。
販売しているのは、Kino.Q(キノキュー)のオンラインストア。商品名には「溶ける指輪 紫陽花(あじさい)カラー」とありますが、公式サイトには他にも「溶ける指輪 バラのつぼみ赤」「溶ける指輪 ビオラ」など、溶ける指輪のシリーズが並んでいます。
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この可愛らしくもなんとも不思議な指輪について、Kino.Qの真石理有子(マイシリウコ)さんにお話を聞いてみました。
――水に入れると溶けて全く別のデザインが現れる指輪ですが、どのような仕掛けになっているのでしょうか。
真石さん(以下、真石)「『溶ける指輪』の箱は水で溶ける紙でできています。ガーデニングの設計図でも使われているもので、この紙でできた設計図の上にレンガなどを配置すると、そのまま雨に溶けて消えるんです。他には灯籠(とうろう)流しなどの素材にも使われていて、水に溶けて流れても問題ない、環境に優しい素材でできています」
――そのような紙があることを初めて知りました。
真石「紙自体はそれほど珍しいものではないんです。この紙を水に浸すと、綿がふわっと出るような溶け方をするので、その様子が『溶ける指輪』の不思議な仕掛けになっています」

――指輪を溶ける紙で包もうと思ったきっかけはあるのでしょうか。
真石「紙やラッピングが好きだったので、なにか形になるものが作れないかなとずっと考えていました。指輪をラッピングする時に、リボンをかけたり可愛い箱に入れるところから着想を得て、石の部分そのものがプレゼントボックスのようになっていてもステキだなと思い、石の部分だけ溶ける紙で包んで試作したのがきっかけです」
――箱の中から何が出てくるんだろうと、ワクワクしますね。
真石「石の部分だけ箱で包むとなると、通常の箱よりもかなり小さいサイズのものを作らなければいけなくなるのでそのあたりは試行錯誤しました。ラッピングである箱ごと水に溶かすと、中から指輪が出てくるというサプライズを楽しんでもらえると思います」
ふわっと溶ける不思議な指輪は何でできてる?



生まれたきっかけは「指輪のラッピング」
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