なぜ今『あまちゃん』が再ブーム?“のん”の存在感と“ワケあり俳優”の出演も話題
2013年に放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のデジタルリマスター版が、4月3日からBSプレミアム・BS4Kで同時放送中です。ドラマ中に出てくる「じぇじぇじぇ」が2013年のユーキャン新語・流行語大賞で年間大賞に選ばれるなど一大ムーブメントを巻き起こし、朝ドラの最高傑作という呼び声も高いこの作品。
いまだにファンも多く、放送10周年である今年はロケ地となった岩手県久慈市などが関連イベントを展開。2023年9月には「あまちゃん10周年スペシャルコンサート」の開催が発表されています。
そんな伝説の作品の再放送とあって、初日からSNSでは「#あまちゃん」をはじめとする複数の関連ワードが連日トレンド入りし、大盛況。毎朝のタイムラインを賑わせています。今、あらためて注目したいポイントは?
3日の初回再放送のファーストシーンで登場したのは、ヒロイン・天野アキの母・春子の若き日の姿を演じた有村架純さん。当時はまだ駆け出しの頃で、この『あまちゃん』で脚光を浴び、その後は日本アカデミー賞最優秀主演女優賞など数々の賞を受賞する人気女優になりました。また、有村さんと共に初回冒頭に出演したのは東出昌大さん。わずかな出番ながら強烈な印象を残しています。
他、主演の能年玲奈(現・のん)さん、当時から変わらない美しさの橋本愛さん、今やドラマや映画に欠かせない名脇役となった安藤玉枝さんなど、この作品で知名度を上げた俳優さんのフレッシュな姿が多数見られます。
「あまちゃん」以降の成長や出世ぶりに思いを馳せながら観るのも感慨深いものです。まさに、再放送の醍醐味といえるでしょう。今後、福士蒼汰さんや松岡茉優さん、前髪クネ男の勝地涼さんなど、今やお馴染みの俳優さんの登場も控えています。1話たりとも見逃せませんね。
すでに一度観た身で再放送を視聴し始めると、初見では気づかなかった地味な演出や、コミカルな中に隠されているテーマを発見できます。
例えば、主人公・アキが東京からやってきた当初、祖母である夏は「わらし」と呼んでいましたが、次第に「私の孫」となり、「アキ」と変化していった部分。開始1週間で関係性や親密度の変化を自然に表現していたという点に、脚本の巧みさを感じました。
有村架純や勝地涼ら、有名俳優のフレッシュな姿を拝める
今後の展開を知っているからこそ、巧みな脚本にうなる
連続テレビ小説「あまちゃん」は、BSプレミアム・BS4Kで月~土曜の午前7時15分~7時30分、日曜の午前9時~10時30分(1週間分6話連続)に放送中。15分×全156回※各話2回ずつ放送。