鳥羽シェフ、キャンドル氏に「フラれたやつ」「非常識」と放言。広末涼子の足を引っ張る“しゃべりすぎる”男たち
<亀山早苗の恋愛時評>
次々と報道される有名人の結婚離婚。その背景にある心理や世相とは? 夫婦関係を長年取材し『夫の不倫がどうしても許せない女たち』(朝日新聞出版)など著書多数の亀山早苗さんが読み解きます。(以下、亀山さんの寄稿)
泥沼になお泥を注ぐ鳥羽シェフ、沈黙は金となり得るか
とどまるところを知らない広末涼子と鳥羽周作シェフの不倫騒動。 広末本人が文春に電話をして釈明をしたのは、まだ芸能人である本人が自分のことをわかってもらおうとしていると理解できるのだが、会見を開いた夫のキャンドル・ジュン氏と、オープンしたレストランで東スポ記者に「ぶっちゃけてしまった」鳥羽氏の気持ちはどうも理解しがたい。 ジュン氏の会見については、妻への擁護に見せかけた自己アピールに終始したような印象がある。モラハラの匂いを感じ取った女性たちも多い。その後、文春に200分にわたって答えた鳥羽氏だったが、文面からは「自分をコントロールできず、恋に落ちてしまったが、sioの社長を辞任しけじめをつける。今後のことは考慮中」という途中経過が受け取れた。 恋する男女は、しかもそれが不倫であれば「反社会的」に見えるに決まっている。そんなそしりもあえて受け止めていくしかない。ただ、自分は広末に本気である。そう伝えたかったのだろう。 そこまではよかった。問題は7月1日、新たにオープンした長野県小谷村のレストラン「NAGANO」に、行かないと言っていたのに訪問したようだ。客には丁寧に料理の説明もしたらしいが、そこで「やらかして」しまった。
キャンドル氏は「抹殺されたほうがいい」など言いたい放題
食事をしていた東スポの記者に自ら話しかけ、ジュン氏の過去の暴行や不倫疑惑に触れ、「僕が謝罪してないて言われてるけど、ああいう風な素行があること知ってるから、普通に弁護士なしで会うなんて非常識じゃないですか。だって僕だって刺されちゃうかもしれないし」などと述べた。(東スポ7月1日掲載『【独自】鳥羽周作氏がキャンドル・ジュンを痛烈批判「あいつは抹殺された方がいい」』より) さらにボルテージは上がるばかりだったようで、「普通に考えて自分の奥さんがイカれてるとか言わないでしょ。子供のこと考えてるって言うのに子供の血縁関係とか公の場でいうのもおかしいし」とも。 そのほかにも「フラれたやつがメソメソ女々しく言ってるだけの話でしょ」「クソッすよ、アイツは」「まじでああいうやつは抹殺されたほうがいい」など言いたい放題。 東京を離れていること、公式取材ではないことなどからつい気が緩(ゆる)んでしまったのかもしれないが、相手が記者とわかっているなら書かれる可能性もわかっていたはず。 うっかり本音が出たのかもしれないが、とにかく言葉が悪すぎる。 内容は彼の立場なら、そう言いたいのはわかると頷(うなず)きたいところだが、「抹殺」だの「クソ」だの、およそ分別ある40男が使う言葉ではない。 心許した友人につい言ってしまったものが売られたなら同情の余地もあるが、これではむしろ広末の足を引っ張るようなものだろう。 なぜか「ご意見番」和田アキ子にまで触れ、「頭が悪い」と言い放ったことで、アッコ氏は生放送で不快感をあらわにしていた。