MEGUMI、離婚へ。年下ファン女性と不倫した亭主関白夫は、妻の成長に追いつけなかったのか
<亀山早苗の恋愛時評>
次々と報道される有名人の結婚離婚。その背景にある心理や世相とは? 夫婦関係を長年取材し『夫の不倫がどうしても許せない女たち』(朝日新聞出版)など著書多数の亀山早苗さんが読み解きます。(以下、亀山さんの寄稿)
2001年、19歳でグラビアアイドルとしてデビューしたMEGUMI。歌手としても活動していたが、歌よりも歯に衣着せぬトークが受けた。所属事務所が経営トラブルで分裂したが、彼女は社長の知人の紹介で入社したため、社長について移籍した。小学校から陸上短距離選手だったという彼女には、どこか義理堅い面が感じられる。
その後は女優業に進出、あまり器用なタイプには見えないが、役をひとつずつ自分のものにしていった感がある。2019年には、映画『台風家族』と『ひとよ』の演技が評価され、第62回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞した。今や名実ともに「女優」である。
一方で2016年からは金沢でカフェを経営、さらに今年4月に出版した美容本は35万部という売れ行き。すべて自分で試した1000種類以上の美容法を赤裸々に綴ったことで女性たちの信頼と評価を得た。
自分の可能性を確実に広げていって今がある。そんな彼女を、夫はどう見ていたのだろうか。
MEGUMI「夫の不貞と別居」報道後すぐ「離婚へ」
9月28日発売の『週刊文春』で「夫の不貞と別居」が報じられたタレントのMEGUMI(42歳)だが、その日の夕方には「離婚へ」という文字がネットに躍った。すでに離婚は決まっていたのだろうが、報じられたタイミングで素早く結論を導き出したように見える。 2008年、彼女が人気バンド「Dragon ash」のボーカル降谷建志(44歳)と「授かり婚」をしたときは、おそらく「俳優・古谷一行の息子である降谷と結婚したMEGUMI」だったのではないだろうか。彼が2000年代前半の音楽シーンを牽引(けんいん)してきた立場だったからだ。
ところが今回の記事(『MEGUMI夫の不貞写真直撃に「別居は事実です」』週刊文春)では、タイトルに降谷の名前は出てきていない。それだけMEGUMIの認知度、人気度が上がったということだ。