好きな男の子に「レイプされそうになった」と噂を流す少女。その“とんでもない理由”にゾゾッ…|ドラマ『泥濘の食卓』
父親が死んだとき「悲しかったけど、安心した」
それには母親の影響もある。母の美幸(筒井真理子)は、父の死後も深愛に対して支配的だ。
娘とふたりで夫の墓参りをしたあと、「私はここに入りたくない」とつぶやく。娘に結婚してほしいと思いながらも、自分がひとりきりになるのを恐れている。娘が結婚するなら、自分が同居するのは当然だという圧力を常にかけ続けている。母もまた、典型的な自己愛の塊を抱え込んでいる。
好きな男の子に「レイプされそうになった」と噂を流す少女
このちふゆが、またヤバい女なのだ。彼女の目的は、ハルキを孤立させること。そうすれば彼の気持ちが自分に向くと思い込んでいる。ハルキが激怒する顔を見ながら、ちふゆはおそらく「自分のために必死になっている彼が愛しい」と感じ、うっとりとさえしているのだからタチが悪い。
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