スーパーで鍋つゆを選ぶ前に知っておくべき“4つの事実”。高ければ美味しいワケじゃない!
鍋つゆ選びで迷わないために。
こんにちは、食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、食トレンド、スーパーマーケットやスタバ、ダイエットフード、食育などの情報を“食の専門家”として日々発信しています。
鍋料理が恋しくなる季節がやってきました。スーパーやコンビニでは恒例の「鍋つゆ」がずらりと並び、どれにしようか迷ってしまうことってありますよね。
はじめに伝えたいのは、市販の鍋つゆのレベルは年々レベルアップしていて、どれも本当においしいということです。
秋冬シーズンにおける家庭料理のド定番である鍋。鍋つゆが欠かせないと考える人は年々増えていますから、その需要にこたえるべく、メーカー各社はしのぎを削って商品開発をしているのです。
スーパーなどの売り場を見てみると、しょうゆ、味噌、とんこつ、キムチ以外にも塩や坦々、名店コラボまで、多彩な商品がずらりとそろい、シーズン中は飽きずに楽しむことができます。
私は1年間で200食以上の鍋料理を食べていて、今年はすでに100種類以上の鍋つゆを試食しています。そこで気がついたのは、おいしい鍋つゆは必ずしも価格と連動しないこと。またストレート、濃縮、キューブなど形状の違いでおいしさが決まるわけではないことも実感しました。
それではいったい、どんな基準、どんな視点で選べばいいのでしょうか? 今回はそんなお話をしながら、選んだ鍋つゆをもっとおいしくする工夫についてもご紹介していきたいと思います。
そしてここで確認したいことは、完璧においしい鍋つゆであることが全体としておいしい鍋になる必須条件ではないということです。
そもそも鍋料理は、具材の旨味や風味がつゆに染み出て混ざり合うことで完成する総合料理。食材が持つ旨味も加わり、食べる時にポン酢やゴマダレが用意されているのであれば、最初のつゆの段階ではちょっと物足りないくらいのあっさり感がオススメなのです。
価格・形状だけでおいしさは判定できない
①つゆはちょっと物足りないくらいがオススメ
