子ども2人を東大に合格させた母から学んだ「子どもの力を引き出すおやつ」
成績を上げることよりも大切なことは?
こんにちは、食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、「一生モノの能力を養う食育」についてさまざまな実践法を提案しています。
新学期を前に、塾などの習い事選びに悩んでいるママやパパはいらっしゃいませんか? 現状を少しでも改善しようと願っても、自分の子どもが思うように成績が上がらない、途中でつまずいてしまって続かないなど、悩みはつきませんよね。
そうです、親が期待する通りにうまくいくことなんて、なかなかありません。
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結論から言いますと、どこの塾に通うか? 成績を上げるために何をすべき? という問題は“外殻のコト”。それよりも日常生活での変化の方が力を持つことがあります。
そこで私は、今日から誰でもすぐに実践できる“食の観点”から、有効な工夫法をご紹介できればと考えました。具体的には、「塾や習い事前のおやつのあたえ方」に焦点を当ててみましょう。私自身の幼少時代のエピソードをふまえながら、小学生の我が子にも実践している心得を3つに整理してお届けしたいと思います。
栄養学的に考えた場合、子どもの成長に効果的な食べ物は多く存在し、さまざまな研究データが日々アップデートされています。特にスポーツにおいては身体作りに直結する大事なテーマ。正しい情報を得て実践サポートすることは有意義でしょう。
しかしながら、もう少し力を抜いて考えてみたとき、「〇〇を食べたから成績が上がる、能力があがる」ということばかりに注力してしまうことで、子どもの心を置き去りにしてしまう可能性があります。
世間の情報も大事ではありますが、目の前にいる我が子の個性をしっかり理解してあげられているか、今一度確認してみるのも無駄な時間にはなりません。
食べものは時として、「がんばって」という言葉以上にパワーを与えてくれることがあり、ここではあえて「一度力を抜いて、食べ物でリフレッシュしませんか?」という意味を込めてご提案をさせていただきたいのです。
それでは具体的に、幼少期の私が力を最大限発揮するために、親が実践してくれたこと。そして私が親になって小学生の子どもに喜ばれているおやつについてエピソードとともに紹介していきたいと思います。
→成績を上げるより、安心感や自信を持たせることを意識してみる
まずは、いろいろなことを考える前に、子どもの好きな食べ物を与えてみてください。「私の大好物を用意しておいてくれたからがんばろう!」というモチベーションにつながればよいですが、そう簡単には行きません。
まずは、子どもの好み(感性)を大切にしてあげることで、日常生活において安心感や自信につながれば大成功。好きな食べ物を食べることは、楽しく生きる力につながります。
私の場合はカップラーメンやカップやきそばが大好物だったので、母はおいしそうな商品を見つけて用意しておいてくれました。これらは習い事前の定番おやつとして、真っ先に思い浮かぶ存在です。
また私は塾の前に、近所の中華レストランで早めの夕食をとるのが楽しみでした。そんな楽しい時間の延長線に勉強が無理なくつながっていたように思います。
楽しいおやつの時間を塾での時間とつなげてあげる工夫や雰囲気作りを実行してみるのも有効でしょう。
子どもがつまずいたとき、食べ物は言葉よりも力になることがある
①好きな食べ物、ワクワクする食べ物を用意しておく
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