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冬ドラマの俳優ベスト3。大河ドラマの“可愛すぎる弟”も最高だけど、圧倒的だったNo.1は

『君が心をくれたから』山田裕貴

そしてこの冬一番、筆者を魅了してくれた“男前”は、『君が心をくれたから』(フジテレビ系)に出演中の山田裕貴です。
『君が心をくれたから』

画像:フジテレビ『君が心をくれたから』公式サイトより

昨年は大河ドラマ『どうする家康』で1年間、最強の武人・本多忠勝を演じながら、2本の連続ドラマ(『女神の教室~リーガル青春白書~』『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』)に出演。2023年話題を集めた映画『BLUE GIANT』(声優として)『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』『キングダム』『ゴジラ-1.0』にも出演しており、第47回日本アカデミー賞 話題賞/俳優部門を受賞しました。

まっすぐで、涙が美しい“男前”

『君が心をくれたから』で山田は、主人公・雨(あめ/永野芽郁)と恋に落ちる青年・朝野太陽を演じています。太陽が事故に遭ったことで、雨が自分の“心=五感”を差し出すことになる物語。ヒロインが過酷な宿命を背負ってしまい、視聴していて苦しくなることもある本作ですが、山田がまさに太陽のような温かさで物語を包み込んでいます。
しかも、ただ燦燦と降り注ぐ熱い太陽として表現しないのが、実に山田らしい。太陽は自身も花火師を目指していながら色覚障害で“赤”が見えないハンデを背負っています。さらに、自分が原因の火災で母親も喪っている。それでも、彼はまっすぐに人を想う気持ちをもっています。苦しみながら、泣きながら、雨を、そして周囲の人に寄り添おうと心を尽くすのです。太陽が葛藤するたびに、涙を流すたびに、そこには彼のまっすぐさが光っていて、美しくて、眩しかった。 彼の言葉に、嘘のない純粋な眼差しに救われたのは、ヒロインの雨だけではないはずです。太陽を「ただの明るい良いやつ」にしなかった、山田の表現力は圧倒的。愛する人が、自分のせいで五感を奪われるという、ツラすぎる運命を山田演じる太陽がどう乗り越えるのか最後まで目が離せません。
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