
美容ライターの遠藤幸子です。隠したい肌悩みをカバーする名脇役といえばコンシーラーですが、韓国のコスメブランド「ザ・セム」のコンシーラーはリピーターも多く、人気の製品が多数あります。
今回は、ザ・セムの売れ筋のコンシーラーを3種ピックアップ。辛口美容ライターの筆者が、本音でレビューします。
●ザ・セム CP コンシーラーペンシル 990円(税込)

隠れた名品「ザ・セム CP コンシーラーペンシル」は、小さなシミやニキビ跡をピンポイントでカバーするだけではありません。
明るい色「1.0 クリアベージュ」を選んでハイライトとして使ったり、リップや眉の輪郭を整えたり。「SB サーモンベージュ」を選んで、クマカバーに使用することもできます。
1番人気の色は、「1.0 クリアベージュ」。涙袋を強調することもできます。
●ザ・セム CPチップコンシーラー(グリーンベージュ)SPF28/PA++ 990円(税込)

ザ・セムで大人気のリキッドコンシーラー「ザ・セム CPチップコンシーラー」ですが、グリーンベージュカラーがあるのをご存知ですか?
赤みをカバーする効果があるので、小鼻の周り、ニキビ跡などに使用し、カモフラージュできます。
リキッドファンデやクリームファンデを使用する場合はファンデの後、パウダリーファンデを使用する場合にはファンデの前に使用します。
実際に筆者が試してみましたが、グリーンベージュというだけあり、想像以上に落ち着いたカラーです。肌なじみが良く、小鼻と頬の赤みに使ってみましたが、しっかりと色補正しながら肌に溶け込むような仕上がりになります。
●ザ・セム CPチップコンシーラー(1.25 ライトベージュ) SPF28/PA++ 990円(税込)

言わずと知れた、大ヒット&ロングセラー。ザ・セムの商品の中で最も売れている商品です。リキッドタイプのコンシーラーで、クマやくすみ、シミ、ニキビ跡、毛穴などの肌悩みをカバーします。
チップタイプなので、細かい部分にも直接塗りやすいです。また、ストレッチ性と速乾性に優れているので、よく動かす部分に使用してもひび割れたり、ヨレたりしにくいのが◎。使うタイミングは、先ほど紹介したグリーンベージュと同じです。
ちなみに、色番での売れ筋トップ3は、1位が「1.25 ライトベージュ」、2位が「1.5 ナチュラルベージュ」、3位が「02 リッチベージュ」という結果でした。

1位の「1.25 ライトベージュ」は、標準色より若干明るめのベージュ。2位の「1.5 ナチュラルベージュ」は一般的な標準色より若干落ち着いたトーンのベージュ。3位の「02 リッチベージュ」はかなり落ち着いたトーンのベージュです。
ザ・セムのコンシーラーで肌悩みを全部カバーできるか試してみた
ザ・セムのコンシーラーだけを使い、肌悩みをカバーしてみました。下の画像は、どの製品をどの肌悩みに使用したのか記したものです。

目の下のクマには「ザ・セム CP コンシーラーペンシル( SB サーモンベージュ)」を塗ってから、「ザ・セム CPチップコンシーラー(1.25 ライトベージュ)」を重ねました。
筆者の場合は頑固な黒クマなので、「ザ・セム CP コンシーラーペンシル( SB サーモンベージュ)」よりももっと濃いオレンジ色のコンシーラーが必要でした。そのためやや血色感が足りない印象で、「ザ・セム CPチップコンシーラー(1.25 ライトベージュ)」の高いカバー力でも完全にはカバーできず、ややグレーに仕上がりました。
しかし、頬や小鼻の赤みはきれいにカバーできています。グリーンのコントロールカラーやコンシーラーはいくつも試してきましたが、これほどしっかりカバーできたものには出会ったことがありません。
「ザ・セム CP コンシーラーペンシル(1.0 クリアベージュ)」も非常に優秀だと感じました。目の下にハイライトとして入れると目元が明るくなり、白目がキレイに見えると感じました。
また、眉下に入れると眉が立体的にスッキリ見える印象がありました。唇の輪郭を整えるときに使用しても自然なカバー力で芯が細いことから口角をナチュラルに上げてくれると感じました。使い道は豊富にありそうです。
1番人気の「ザ・セム CPチップコンシーラー(1.25 ライトベージュ)」は、肝斑やシミも完全ではないものの、かなりカモフラージュできたという印象を持ちました。下の画像でもこめかみの辺りの肝斑以外はほとんどカバーできているのがご確認いただけるのではないでしょうか。

つまり頑固な黒クマ以外の肌悩みはザ・セムでおおよそカバーできた印象です。また、今回は化粧下地とフェイスパウダーのみで顔全体を仕上げていますが、コンシーラーを使った後の肌は色ムラがカバーされ整っているので、Tゾーンなどコンシーラーを塗っていない箇所にのみファンデを塗り、ベースメイクを完了させてしまうこともできると感じました。
<文・撮影/遠藤幸子>
遠藤幸子
美容ライター/エイジング美容研究家 スキンケア・アンチエイジング両アドバイザーの資格を保持。Webを中心に美容に関するコラムを寄稿するほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インフォマーシャル、広告などにも出演。Instagram:
@sachiko_en