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両親へ温泉旅行をプレゼントするはずが…「“5万円”を失った」33歳女性の絶望

お金はどうなった? 弟の「ふざけた言い訳」

「けれどついに1月も終わりに近づき、記念日の2月も目前。さすがにこれはヤバイと思いました。弟にしつこく連絡していると、『何回も電話してきて、どうしたの?』とキョトンとした様子。  私は、イライラしながら両親の結婚35周年祝いはどうなったのかと尋ねました」  すると悠斗さんは、「あ、ごめん、ごめん。お金使い込んじゃったから、お金がたまったら旅行会社に連絡しようと思ってた」と、サラリと言ってのけたのです。 お金と通帳 怒りのピークを迎えた奈緒さんは、「今年からちゃんとするって言ってたじゃない!」とまくし立てます。 「でも弟は、『え? 今年?』と言い、『俺はちゃんと、“来年から”って言ったじゃん』と続けたのです。そして、スマホの着信履歴を確認するよう提案してきました。  苛立ちながら着信履歴を確認して通話時間から計算すると、電話を切った時間は、大晦日の24時を過ぎていました。でも弟が『来年からはちゃんとする!』と発言した時刻が、年内だったのか年明けだったのかハッキリしません」

5万円は勉強代として諦めることに

 とんでもない言い逃れをする弟さんに、呆れと怒りが混じった複雑な感情をぶつけた奈緒さんでしたが、相手の反応はイマイチ。とくに反省している様子もなく、のらりくらり逃げ切ろうという様子です。 「責めきれる材料がなく、振り込んだ5万円は勉強代として諦めることにしました。ただ、弟のことは一生信用できる気がしません。信じて裏切られて、気分の悪い年明けになりました。人の決意や抱負を真に受けすぎるのはよくないですね」  特別な日は心境にも影響を与えそうですが、そのようなときこそ冷静な判断が必要かもしれません。周りの雰囲気に流されず、慎重に物事を判断したいものですね。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <文/山内良子>
山内良子
フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意。
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