マイカー帰省で意外とかさむ“家族みんなの外食費”。32歳ママが「防災グッズで乗り切った」驚きの方法は
年末年始や長期休暇で帰省する際、多くの人が避けて通れないのが「長距離移動」。マイカー派の場合、渋滞に遭遇してしまうと疲労感が一気に襲ってきます。
用を足そうと高速道路のサービスエリアに立ち寄るも、道路の分岐点からズラリと車が並び、肝心のトイレももちろん押すな押すなの大行列……。こうした長期休暇中の渋滞&サービスエリアの大混雑は、誰もがその恐ろしさを知るところでしょう。
そんな阿鼻叫喚のなかでも“オリジナルテクニック”を駆使することで、ノンストレスで乗り越えられるようになったという高橋友里さん(仮名・32歳)。その極意をお聞きしました。
高橋さんは小学生のお子さん2人を含めた4人家族。年末には毎年、自宅のある東京・八王子市から、夫さんの実家がある福島県福島市まで、車で「順調に進んで片道4時間」の距離を走るそうです。
「渋滞中、車はそう動きません。閉鎖空間に耐えられず、体を動かしたい衝動に駆られる子どもたちはうずうずし、いつの間にかはじまる兄弟喧嘩。さらに渋滞でイライラしている旦那がその騒ぎに痺れを切らし、子どもたち以上の大声をあげてしまう……。いつもこのパターンです。
車内の空気は最悪そのもの。なんとかサービスエリアに着いたとしても、そこでもまた“別の問題”があるんです」
別の問題とは、一体なんでしょうか。
「1つ目はトイレの大混雑問題です。男性用トイレは比較的回転が速いため、大行列とまではいかないことがほとんど。ですが女性用トイレでは『どんな有名ラーメン店よ!?』と驚くほどの長蛇の列が生まれることもあります。お手洗いで並ばされるのは、家族内では唯一の女性である私だけ。
そして2つ目の問題は、私がトイレに並んでいる間に起こること。待ちくたびれた夫や子どもたちは決まって、サービスエリアの屋台に向かうんです。トイレ休憩で車を降りた途端に、絶対に誰かが『ついでに飲み物とお菓子を買おう』『小腹が減ったから屋台で何か食べたい』と言い出します」
「そういうところの屋台って、地味に高いんですよね。長いフライドポテトが600円以上したり、ソーセージを挟んでちょっとキムチやらチーズやらをトッピングしただけのものが、800円だったり。私のいない間に勝手に買われてしまうことも多々で、正直『これがそんなに高いの?』と引いちゃいます」
一人前ならともかく、家族全員分ともなれば、なかなかの金額になってしまうそうで……。
「前回の帰省のときなんて、小学5年生の長男が『牛串食べたい!』と言うので値段を見たら、1,200円もしたんです。屋台で500円を超えると、『え、ちょっと高いんじゃない?』と思うのは私だけでしょうか。
値段をろくに確認せず、次男や夫まで『俺も俺も!』って。しかもみんな『ひとりで一本食べたい』と言ってのけるから、本当に困ります」
友里さんが我慢したとしても、3人分で3,600円。さらに飲み物代を入れたら、一度の休憩で4,000円が一瞬で飛んでしまいます。
「義実家に着くまでに最低2回はサービスエリアに寄るので、おやつ代だけで7,000円を超えます。さらに途中の1回分の外食代を入れたら、片道の食事代で1万5千円くらいに。
往復の高速代やガソリン代も含めると、一度の帰省でかかる金額が軽く5万円を超えるんです。実家が遠方にある方はもっと帰省代がかさむんでしょうが、共働きでも余裕のない我が家にとって、年に3~4度発生するこの出費は結構痛いんです……」
女子トイレだけ、有名ラーメン店並みの大行列

1本1,200円の牛串を家族全員分だと!?
