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NHK大河『べらぼう』ナレーション役の超人気女優が「適任すぎる」ワケ。過去の大河との“違い”にもニヤリ

横浜流星が主演を務める2025年大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK総合・日曜よる8時~ほか)で、ドラマの背景やストーリーを伝えるナレーション=“語り”を担う・綾瀬はるかが話題です。実は、綾瀬は今回の大河にとても深い“縁”があることをご存知でしょうか?

綾瀬はるか「おいらん姿でスマホ操作」のサプライズ登場

『べらぼう』語りの綾瀬はるかこれまでの大河ドラマの“語り”は、『光る君へ』(2024年)の伊東敏恵アナ、『青天を衝け』(2021年)の守本奈実アナのようにNHKアナウンサーが担当するケース、『おんな城主 直虎』(2017年)の中村梅雀や『麒麟がくる』(2020年)の市川海老蔵のように歌舞伎界出身の俳優が担うケース、そして『西郷どん』(2018年)の西田敏行、『どうする家康』(2023年)の寺島しのぶのようにベテラン俳優が語りを担当し、終盤で“重要人物”として登場するケース、などがありました。
過去12年のNHK大河ドラマ「語り」担当

過去12年のNHK大河ドラマ「語り」担当

今回、『べらぼう』の語りが綾瀬はるかであること、そして設定が「明和の大火を無事逃れ、復興した吉原に戻ってきた九郎助稲荷(くろすけいなり)」であることは、放送前より発表されていました。しかし、まさか第1回で声だけでなく本人がお目見えするなんて! しかも艶やかな花魁(おいらん)姿! さらに突然“スマホ”を取り出すと、マップ機能を使って劇中当時の江戸の町を案内しはじめるではありませんか。 『鎌倉殿の13人』(2022年)の語りを担った長澤まさみのように、終盤どこかで姿を現すのだろう……と、勝手に予想していたのですが見事に裏切られました。

大河とも森下佳子氏とも“べらぼうに”深い縁

綾瀬が大河ドラマに出演するのは3回目。初出演にして初主演の2013年『八重の桜』では、同志社創立者・新島襄の妻となった新島八重を、2019年『いだてん~東京オリムピック噺~』では主人公・金栗四三を支える妻・スヤを演じました。30代の女優で、主要キャストや語りとしてすでに3回目の出演は多い方でしょう。 『べらぼう』語りの綾瀬はるかまた、本作『べらぼう』の世界を紡ぐ、脚本家の森下佳子氏と綾瀬は切っても切れない関係です。なんと2人がタッグを組むのは今回で8作品目。 初めてのタッグは2004年のドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』。綾瀬にとっては連続ドラマ初ヒロインであり、世間から大きな注目を集めた作品です。それ以降2006年『白夜行』、2009年『MR.BRAIN』、『JIN-仁-』(2011年に続編)、2016年『わたしを離さないで』、2018年『義母と娘のブルース』(2020年・2022年にスペシャル)、2021年『天国と地獄~サイコな2人~』。全作ヒット! といっても過言ではないほど、話題になった作品ばかりです。
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綾瀬のターニングポイントには森下氏の作品が
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