「初体験しといたほうがいい?」“わい談”名人が15歳の悩みに意外な答え
ぷくぷくの赤ちゃん肌、ほわほわの体、メガネの奥の目はいつでもやさしい。「ねえ、聞いてよ!」ってすがりつきたくなる、佐伯ポインティさん。
『おいでよポインティの相談天国』(祥伝社)は、「佐伯ポインティの生き放題ラジオ!」(Spotifyの日本デイリーチャート最高順位1位を獲得)をまとめた1冊です。
ポインティさんといえば、日本初の完全会員制「猥談バー」(実は私も会員でした。現在は閉鎖しています)をオープンさせ、その後は猥談系YouTuberとして活動。
ポインティさんの言動や笑顔には、心の中でガチガチに固まった悩みを甘くとかして食べちゃうぞ、という不思議な力があるのです。
呼吸と同じくらい悩みの数がついて回るのが人生。年齢を重ねれば悩みの種類は変わりますが、つらさは世代を問いません。
「『初体験が高校生の時』って言っている人、けっこう多いように感じるけど、ほんとにそうなんですかね……?」
こんなみずみずしくてまぶしい悩みは、15歳の女の子からよせられました。
実際、初体験の年齢をリアルに公言している人っているのでしょうか。初体験につながる性欲にしても、人間の三大欲求のひとつとはいえ、ほかの二つの欲求とは異なります。
睡眠欲と食欲は満たさないと死んでしまいますが、性欲が枯渇して亡くなった、という話はありません。まあ、生きる気力がなくなる、というのはありますが。
ポインティさんのコメントは「『初体験しといたほうがいい?』は『積立NISAしといたほうがいい?』に近いよね」。
つまり、周囲の意見、それも自身をとりまく狭いコミュニティの意見がすべてになってしまって、「やらなきゃダメ?」な空気に飲み込まれてしまうという意味。
自分が、「高校生のうちにしたい!」のならすればいいし、「まだこわい…」のならやめておけばいい。
世間をにぎわす積立NISAと同等なわけです。メディアがあおって、一部の情報だけを鵜呑みにして、みんなやってるからやらなきゃダメらしい、という具合に踊らされてしまうのですね。
積立NISAも初体験同様、心の底から「積立NISAやりてぇ!」となればやればいいのです。