元キー局アナ・39歳の私が居酒屋で遭遇したイケオジの“問題発言”にギョッ「それ、全然面白くないですよ」
2010年にTBSに入社し、『朝ズバッ!』『報道特集』などを担当したのち、2016年に退社したアンヌ遙香さん(39歳・以前は小林悠として活動)。
TBS退社から8年経った今年、紆余曲折を経て20年生活した東京を後にして活動拠点を故郷北海道に戻したアンヌさん。アラフォーにして再スタートを切った「出戻り先」でのシングルライフの様子や心境をつづる連載です。
【過去記事】⇒連載「アンヌ遙香の北海道シングルライフ」を読む
第21回となる本記事では、アンヌさんが居酒屋で遭遇したある男性客のエピソードです(以下、アンヌさんの寄稿)。
3月8日はミモザの日。国際女性デーと定められており、女性の権利や心身の健康を社会で一丸となって向上させていこうという記念すべき日です。
私が生活する札幌市でも3月8日、9日と2日連続で、女性の健康のこと、特に生理や更年期のことなどについて考えを巡らす「HAPPY WOMAN FESTA 2025 HOKKAIDO」というイベントが行われます。ありがたいことに私も両日ともコメンテーターとして登壇する予定です。
「女性の体のリズムのことをオープンに話せるようになった世の中になって本当に良かったと思います」とある方からお声掛けいただきましたが、その通り。
極めて個人的にみえる問題は、実は政治的、社会的な問題としてしっかり捉えるべきという現在の風潮は、とても喜ばしいものですね。
さまざまなことが変わり始めている昨今ですが……でも、まだまだ変わらない、変われない悪しき風習があるなぁと実感した出来事がありました。
それはお酒の席での「無礼講」「性的トピック」問題。
女性のヌードカレンダーを飾ったり、軽々しく体に触れたりすることは、絶対NG。万一職場でそんなことがあれば一発アウトですが……。飲み会の席であれば、お酒が入っていれば、セクシュアルハラスメント的振る舞いをしてもギリギリオーケー?! という風潮が、実はまだあったのねと感じたのです。
私はお酒が大好き。いわゆる赤ちょうちん系の居酒屋には目がありません。
そういったところは特に個室などもなく、きゅっとコンパクトなスペースにちゃぶ台のようなテーブルが所狭しと置かれていたり、カウンターで肩を寄せ合い、場合によってはお互いの会話が丸聞こえ、なんてこともザラ。
先日の某居酒屋、私から見て斜め前にあたる席に座っていた男性2人、女性2人のグループ。
私のほうに背を向けていた一人の男性が、わざわざ何度も振り返ってこちらの顔を確認するような素振りを見せていました。

アンヌ遙香
3月8日は「国際女性デー」世の中は変わってきた?
「まだまだ悪しき風習がある」と実感する出来事が

※画像はイメージです
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