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焼肉で「太るから白米はガマン」がNGな理由。 “腸活に良い焼き肉の食べ方”を科学的に解説

いきなりですが、焼肉は好きですか?「ダイエットの敵」「高カロリー」と思われがちな焼肉ですが、お肉の種類や食べ方を工夫すれば、むしろダイエットにも健康にも良いところがあります。ただし、焼肉を食べる際には、ちょっとした注意が必要なのも事実です。
焼肉をする女性

※写真はイメージです(以下同じ)

そこで今回は、焼肉が腸内環境に与える影響と、よりヘルシーで健康的な食べ方について解説していきます。最新の研究結果を基にお伝えするので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

なぜ焼肉で腸内環境が悪くなるのか?

焼肉の特徴は「高温での調理方法」と「動物性タンパク質・脂質の多い食材を使用すること」です。近年の研究により、これらの特徴が腸内環境に様々な影響を及ぼすことが明らかになってきました。 特に注目したいのは、以下の2つの要因です。 1. 高温調理による終末糖化産物(AGEs)の生成 2. 動物性タンパク質・脂質の過剰摂取 ただし、お肉には良質なタンパク質や鉄分、ビタミンB群など、健康維持に必要な栄養素も豊富に含まれています。つまり、焼肉そのものが「悪い」わけではなく、食べ方や量によって腸内環境への影響が大きく変わってくるのです。

焼肉が腸内環境に与える具体的な影響

ここからは、腸への具体的な影響をみていきましょう。 まずは、高温調理による影響です。もしかしたら、「糖化」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。糖化とは、簡単にいうと「焦げ」のこと。主に2つの現象があり、「体内で発生する糖化」と「調理中に発生する糖化」があります。 焼肉は、高温でお肉を焼きますよね。まさにその時、糖化が引き起こされているのです……! そして、高温でお肉を焼くことで糖化が進むと、終末糖化産物と呼ばれる物質が生成されます(名前からして、良くなさそうな感じがしますよね)。 そして、オーストラリアのディーキン大学の研究では、終末糖化産物により「腸内細菌のバランスを悪くする」「腸管の透過性を増す(腸を傷つける)」などの影響が懸念されているのです。(※1)
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お肉を食べすぎると、腸内環境が乱れる理由
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