Entertainment

朝ドラ離脱民も『あんぱん』は絶対観るべき“3つの理由”。ドキンちゃんのモデルになった人物は

3月31日(月)からNHK連続テレビ小説『あんぱん』の放送がスタートします。現在放送中の『おむすび』は残念ながら不評の声もあり、朝ドラ視聴を離脱してしまった人もいるのではないでしょうか。
連続テレビ小説 あんぱん Part1

『連続テレビ小説 あんぱん Part1 (1) (NHKドラマ・ガイド) 』(NHK出版)

すでに売れっ子の橋本環奈が、オーディションなしでヒロインに抜擢された『おむすび』。続く『あんぱん』も、橋本に引けを取らない活躍ぶりで同年代の今田美桜がヒロインということで不安の声も聞こえてきます。しかし! 朝ドラ離脱民にもぜひ『あんぱん』を観てほしい! 朝ドラウォッチャーの筆者が、おすすめの理由をご紹介します。

理由1:モデルとなる「実在の人物」がいる強さ

朝ドラ作品は原作がないものの、モデルとなる実在の人物がいることが多いです。モデルとなる人物もない完全なオリジナルで、さらに時代設定が“現代”のものはヒットが難しい傾向にあります(もちろん『あまちゃん』や『おかえりモネ』などファンの多いヒット作もありますが)。
連続テレビ小説 おむすび Part1

『連続テレビ小説 おむすび Part1 (1) (NHKドラマ・ガイド)』(NHK出版)

その点『おむすび』はまさに平成から始まる“現代”が舞台。ギャルなどの平成文化は筆者のようなアラフォー世代には懐かしくもありましたが、その分違和感を覚えた人も多かったように思います。ヒロインにギャルをはじめ色々な要素を記号的に担わせてしまっている印象でもありました。

舞台は昭和、夫婦が『アンパンマン』にたどり着くまで

一方『あんぱん』の舞台は“昭和”。『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと同氏の妻・暢(のぶ)の夫婦をモデルにしています。 戦前・戦中・戦後と激動の時代のなかで、ふたりが“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描く愛と勇気の物語だといいます。フィクションの部分はありますが、モデルとなる人物がいるとヒロインの存在感・深みをより視聴者が感じられるのかもしれません。モデルの有無と時代がすべてではありませんが、『あんぱん』は昭和を舞台に、実在する人物をモデルとした朝ドラの“テッパン”作品なのです。
次のページ 
「ドキンちゃん」のモデルになった人物は?
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ