ヘアカラーで髪バサバサ…痛まない天然「ヘナ」で染めてみた
カラーリングに縮毛矯正、今まで散々ケミカルな薬剤に慣れ親しんだ我が髪ですが、40歳を過ぎたあたりから、「ギシギシ、キシキシ」とブラッシングするたびに悲鳴を上げるようになりました。
女性の薄毛が蔓延する昨今、明日は我が身です。
で、カラーリングから見直してみました。ヘナカラーに挑戦です。
ヘナカラーとは、ヘナの葉を乾燥させたものを染料として用い髪を染めること。クレオパトラもネイルをヘナで染めていたのだとか。
メリットとしては、ヘナは100%天然成分なので髪も地肌も傷めないということ。
一方で、ヘナだと好みの色に染められない、ケミカルな薬剤で染めた後だとパサパサになる等々、デメリットも聞こえてきます。
百聞は一見に如かず、とにかくレッツトライ。もりおやま(森&尾山のユニット)の尾山がおススメしてくれた美容院がこちら。
colorier(コロリエ)代官山店
http://www.hennasalon-colorier.com/
閑静な住宅街にあるナチュラルテイストな空間で、まずセサミオイルを基調としたオリジナルオイルでヘッドマッサージをしていただきました。
⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=455335
そう、この10分(15分もあり)のオイルマッサージがヘナによる髪のパサつきを抑えてくれるのです。
セサミオイルのイメージはズバリ、胡麻の匂い。香ばしさは好きですが、髪に胡麻っていうとちょっと…(笑)。
でも、いったん加熱したオイルには匂いはまったくなし。美容師さんのハンドテクニックでうたたねしてしまいそう。
次はいよいよヘナの登場です。
ここでヘナの特性を述べておきましょう。
1・白髪を染める効果
2・頭皮のヘッドスパ効果
3・毛髪のトリートメント効果
4・身体を整える効果
(colorier(コロリエ)HPより抜粋)
一度の施術で実感するのは難しいかもしれませんが、続けていくことにより手ごたえを感じるはずです。さらにヘナとインディゴを合わせることにより、自分の好みの色に近づけることが可能。ただし、ヘナの割合が多い方がトリートメント効果は高くなります。
ちなみに、わたくし・森はヘナ7割:インディゴ3割でお願いしました。
⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=455459
一般的な心配事として、「ヘナって臭いんじゃないの?」というのもありますよね。ヘナは植物ですので新鮮なほど臭みは少なく、染まりもよいとされています。
ヘナカラー初体験の森としては、「薄い青汁っぽい匂い。特に気にならない」でした。もっと井草っぽいというか、生臭いのを想像していたのですが、見事に裏切られたというわけです。むしろケミカルなカラー剤の匂いの方がきつくて地肌もヒリヒリしたような……。
人には向き、不向きがあり、好みもありますので、一概には言えませんが。
森&尾山の共通な意見としては、
「地球にも人にもやさしくて、健康できれいになれる。ヘナカラー万歳!」です。
髪のために塩シャン、湯シャンなども流行しております。タモリや福山雅治も湯シャンをしているとの噂。されど市販のシャンプーがあたりまえになった私達、じょじょにオーガニックなものに移行するとか、ゆるく楽しく自然に還ってもいいのかなと思いました。
●colorier(コロリエ)代官山店
http://www.hennasalon-colorier.com/
・ヘナカラー(フル) 8500円
※肩までの長さの料金です。他はHP参照。
・アーユルヴェーダマッサージ(10分) 1500円
●女度向上指数★★★★★(星5つ)
美容院はハーブの香りに包まれ、ただ座っているだけでリラックス気分。美容師さんも懇切丁寧に説明してくださいますし、髪だけではなく普段の生活においての健康や美容についても詳しいです。ヘナカラーは様々な美容院で行っている施術ですが、技術はもちろんヘナにもグレードがあるので、自分で調べてチェックすべし。
<TEXT/森美樹 ILLUSTRATION/尾山奈央>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
もりおやま http://morioyama.com/
●森美樹:1970年生まれ。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)を上梓
https://twitter.com/morimikixxx
●尾山奈央:1980年生まれ。脚本家、エッセイスト。著書に『1年で20キロやせた私が見つけた月1断食ダイエット』(泰文堂)





