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『逃げ恥』みたいな契約結婚?遊び相手の子供ができちゃった女性の選択

 現在放送中の人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』では、新垣結衣が演じる主人公は「仕事としての結婚」をすることになり、夫=雇用主、妻=従業員の雇用関係で星野源演じる男性と同居します。そんな結婚ってありなの?と驚くところですが、まあドラマだしねと納得もしてしまいます。
TBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」

TBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」公式サイトhttp://www.tbs.co.jp/NIGEHAJI_tbs/

 ところが、今回紹介する「恋愛感情なし」結婚の体験談は実際の話です。普通に働き普通に暮らす彼・彼女達はなぜこのような結婚を選んだのでしょうか。  ドラマでは、主人公たちは同じ屋根の下で暮らすうち、徐々にお互いを意識し出しますが、さて現実は……

相手のことは下の名前しか知らない

 外資系の投資銀行に勤める大泉あかねさん(35)は2013年の10月に5歳年下で化粧品メーカー勤務のひろきさんと結婚しました。あかねさんはハーフっぽい顔立ちで仕事のできる綺麗なお姉さんというビジュアルです。 「仕事でむしゃくしゃしていた金曜日に一人で渋谷のクラブに行って、その日のうちに彼(ひろきさん)と意気投合してノリで関係を持ちました。彼とは話していても楽しかったのでまた会おうって感じで連絡先を交換しました」  彼は当時27歳。仕事も軌道にのってきたころでまだまだ遊びたい盛りだったようです。 「その後、彼と1・2回会って妊娠が発覚。仕事がとにかく忙しかったので他の誰とも関係はなく完全に彼の子でした。彼を呼び出して相談をしようと思ったのですが、妊娠がわかった時点で私の決断は既に『産む』に決まっていました」  相手のことをほぼなにも知らないのに、疑うことなく「産む」決断をしたあかねさんの気持ちはどこにあったのでしょうか。 できちゃった結婚

このチャンスを逃すともう子供は産めない

「20代の頃から子宮系の病気を繰り返してきて、30歳を過ぎたころに医者に『妊娠は厳しい』とはっきり言われていました。妊娠そのものをあきらめていたので、産むことに迷いはありませんでした」  あかねさんに迷いがなくとも、ひろきさんは妊娠を聞いてどうだったのでしょうか。 「絶句していました。そして1週間考えさせてと。私としては連絡がこなくなることも想定済みでしたが翌日、彼から『産もう。二人で育てよう』という電話がかかってきました」  なんともドラマチックな展開で2人は晴れて夫婦になり、交際はもちろん夫婦としての生活もないまま、お腹の中の子も含めた3人での暮らしが始まります。
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「夫はただの同居人」!それで幸せなの?
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