“彼女を自宅に入れない男”が増えている!? 「なんとなく…」とにごす彼らの胸の内
最近、アラサーの筆者のまわりでこのような声をよく耳にします。
「彼が自宅に入れてくれない」
彼女たちの多くが半年近く付き合っていて、彼と共通の友人もたくさんいます。彼は他の女性と同棲しているわけでも、実家暮らしなわけでも、汚部屋に住んでいるわけでもないのに、なぜか自宅に入れてくれない。理由を尋ねても、「なんとなく」と濁されて終わり……。
実は最近、そういう男性が増えているようなんです。筆者のまわりの男性にも聞いてみたら、いるわ、いるわ。彼らの「なんとなく」の裏にある本当の理由をご紹介します。
「自分は何かのオタクというわけじゃないけど、置いてある本や家具、シャンプー、インテリアなどで自分の価値観や消費などをすべて知られてしまうのがイヤだから。自己啓発書とPHP新書は特に見られたくない」(SE・26歳・三軒茶屋在住)
「部屋を見られると、自分の日常がすべて裸にされて見られているイメージがあって、それがイヤ。彼女といるときが非日常ってわけじゃないけど、部屋は完全に日常なので。言っても理解してもらえないからいつも『なんとなく』と言ってます」(IT関連営業・31歳・川崎在住)
Instagramで「#おうちバル」などのハッシュタグをつけて手料理や部屋の写真をアップする男性がいる一方で、“裸の付き合い”をしている彼女にも日常を見せたくない男性がいるようです。世の中、プライバシーの管理が二極化しているのでしょうか。まあ、SNSで晒している日常にはフィルターがかかってるんですけどね。
自宅に入れたくない、というと距離を置いているイメージがありますが、なかには逆の理由もあるようです。彼女とのラブラブな関係を維持したいからこそ、“家デート”を拒否する男性がいました。
「一回家に入れると、コストがかからないから家デート中心になりがち。自分は新宿に住んでるので、特に飲んだ後に『今夜いっていい?』と唐突に女のコから連絡が来たりする。そういう突発的な訪問が増えると関係が停滞するし、会った時のドキドキ感が薄れる。
昔、元カノと南阿佐ヶ谷の1Kのマンションで実質同棲しちゃったことがあるんだけど、セックスレスになるわ、会話が減るわ、デートしなくなるわで、トータルでデメリットしかなかった」(不動産営業・39歳・新宿在住)
この男性は彼女の家に行くのもNGなのだとか。彼のように二人の関係にとって前向きな理由があるなら、むしろちゃんと彼女に説明した方がいいと思うんですけどね。

自分の日常を見られるのがイヤだから
二人の関係にとってデメリットだから
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