セフレの性癖に耐えられない…なんでHの最後に口に出すの?【性活相談】
【AV男優・森林原人の性活相談 第73回】
経験人数8,000人、出演本数10,000本以上、下は18歳から上は69歳まで、性別の垣根を越えてさまざまなエッチを経験するAV男優・森林原人が、女性の性に関するお悩みに答えます。
相談者:サキ・36才・会社員
いま、月に2、3度会う、10歳ほど年下のセフレがいるのですが、彼の性癖が我慢なりません。挿入してイキそうになったら、自分のモノを私の口の中に入れてフィニッシュしたがるんです。
自分の中に入っていた彼のモノをすぐ口に入れるのも、わざわざ口の中に精液を出されるのも、なんかイヤなんです。生理的に。
最初の2、3回は我慢していましたが、またアレをやられるのかと思うとセックスする気も失せてしまい……。先日、とうとうLINEで本音を伝えました。そしたら、「じゃ、もう会うのはよそう」と彼。口の中でイクのがそんなに大事なの!? と、正直驚きました。
口の中でフィニッシュすることにこだわる男性の心理がわかりません。こういう人、けっこういるのでしょうか?
この男性、男優向きですね。イキそうになった瞬間に口に持ってくるなんて、撮影時にする男優の発射スタイルそのものです。これ、見た目以上に難しくて、抜いて口に持っていくタイミングがちょっとでも早いと、イキそうな波が引いちゃったり、逆に遅いと移動してる間の空中でイッちゃったりします。
じゃあ絶妙のタイミングで抜いて口に持っていけたとして、それが気持ちいいかというと、抜かずにそのままアソコでイッた方が断然気持ちいいです。男優だって、仕事以外の時にはそんなことわざわざしません。では、彼はどうして口に持っていくのでしょうか。
考えられる一つは、妊娠の可能性を考えずに体内に出したいという欲望です。サキさんがピルを服用していたり、コンドームを着用してセックスしているかにもよるのですが、もし避妊していない場合、それでも粘膜に精液を付着させるように体内で放出したいと考えると、アナルに出すか口に出すかになります。
また、実際に体感する気持ちよさとは別に、頭で感じる興奮や快感があります。それは、「こんなことまでしちゃったぜ」といった征服欲や支配欲を満喫しながら、体内に直に放出することで得られがちです。AVで中出しという表現が多くのユーザに求められていることが物語っているように、自己満な傾向を持つ男は少なからずいます。
その行為が気持ちいいかどうかではなく、その行為からどういう意味合いが感じとれるか、それによって脳内でどれだけ高まれるか、といったことに重きが置かれていて、セックスを客観的に楽しんでいる感じです。
ちなみに、相談文にあったような行為にはAVにおいてそれぞれ名前があります。アソコに入っていたイチモツを舐めさせることをPTM(pussy to mouth)、口の中でイクことを口内射精、発射後のイチモツを舐めて綺麗にすることをお掃除フェラと言います。
それぞれの行為に男性が求めているものはこんな感じです。PTMはイチモツにがっついている女性のスキモノっぷり、もしくは、「こんなに濡らして汚したんだから綺麗にしろ」といったお仕置き感。口内射精は、女性の全面的服従感や男性のマーキングのような所有者の誇示、もしくは精液をグルメ的に味あわせる変態感。お掃除フェラは女性のイチモツへの愛情や気持ちよくしてくれたことに対する感謝。
どれも勝手な思い込みに過ぎませんが、実際にセックスしているわけではないAVユーザーからすると、こういった行為が自分の興奮度、気持ち良さに大いに影響します。
サキさんのセフレは、実際にセックスをしている時も、AVユーザーのような思考回路が働いているのでしょう。実際に触れ合ってる部分の快感と、頭だけで感じる快感の区別がついておらず、なんなら、頭で感じられる概念的快感の方を重要視しています。
口の中でイクのがそんなに大事なの!?

森林の回答
体内に出したいという欲望
頭で感じる快感を優先する男はいる
1
2