食べ物、何回噛んでる?“100回噛むだけダイエット”のススメ
エスティティシャンで美容食を研究する邑仲禾帆(さとなか・かほ)さんが主催する、『大人のための腸活ダイエットスクール』の腸活体験会(美腸ランチ付)。前回の【座学】に次ぎ、今回は【実践】です。
ダイエット=我慢、あるいは結果にコミットする肉体改造=スパルタなイメージが付きまといますが、邑仲さんはただ一言「100回噛んでください」。一口につき100回噛めというのです。
日本咀嚼学会が推奨する回数が30回ですが、「カレーは飲み物」という人もいるように、30回すら噛んでいない人が大多数でしょう。グダグダ難癖付ける私に邑仲先生は「100回噛んでください」とニッコリ。
美腸ランチは邑仲さんのお手製。この日のメニューはこちら(当日はレシピ付でした)。
⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=701205
・小豆玄米ご飯
・切り干し大根の煮物
・ひじきのさっぱりサラダ
・アスパラとパプリカの白みそ和え
・根菜の味噌汁
・ぷるぷるライスミルクとルイボスティー
⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=701206

これを一口ずつ全部100回噛むのか、と正直うんざりした私。苦行以外の何物でもない、こうして人々は痩せていくのか…そんなわけはなく、100回噛む利点を邑仲さんがおしえてくれました(食事はまだおあずけね)。
・唾液は活性酸素(老化のもと)を分解してくれる
唾液に含まれる酵素が、病や老化のもとになる活性酸素を分解・無毒化してくれる
・痩せるメカニズムをつくる
咀嚼をすることで、胃に負担を減らしてしっかり消化したものが腸に送り込まれ、腸内細菌の餌にもなる。早食いしなくなり、血糖値の急上昇も抑えられる。
他、細胞が活性化するので、美肌効果やむくみの改善、虫歯リスクが減るなどの報告もあるそう。
思考がポジティブになったところで、いざ100回噛みにチャレンジ。
美腸ランチは比較的歯ごたえのある食材ばかりで、30回噛んでもまだ固形物が残る感じでしたが、100回ともなると流動食になり、唾液もかなり分泌されます。
率直な感想としては「意外にやれる」でした。なぜなら味が消えないからです。やがて身体があたたかくなり、食べながらカロリー消費しているような心地よさに包まれました。噛むリズムで数えていたらなんとなく無心になり、マインドフルネス効果もあるのかな、と思ったり思わなかったり。
友人同士の楽しい語らいランチに100回噛みは向かないかもしれませんが、ひとりの食事の際などに取り入れてみてはいかがでしょう。時間的には完食までに約1時間でした。
ダイエットしたいなら「100回噛んでください」



うんざりしつつ100回噛んでみると…

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