ダサい人は色合わせが変!買う服・小物の「色選び」基本ルール
ファッション指南書にもかかわらず、「◯◯の白シャツはマストバイ!」などブランド名や個別のアイテムを一切紹介しない、異例の本があります。それは、アパレル企業の元パタンナーでもある小林直子さんが上梓した『わたし史上最高のおしゃれになる!』。
Amazonのレビューに「洋服にお金をかけたくない人は一読の価値あり」「ああもうこれで、服の海に溺れなくてすむんだ、と安堵さえ覚えました」といった声が寄せられているように、本書が説いているのは服の選び方や合わせ方の基本法則です。
そこで小林直子さんに、本書をもとに、おしゃれのルールを教えてもらいました。
※次回、ワードローブの再構成方法をお伝えしますので、今回は知識としてご覧ください。
●メインカラーを決める
「メインカラーとは、自分が一番多くアイテムを揃える色です。1色でも2色でも構いません。主に以下のアイテムでご自身がよく着ている、もしくはこれから着たい色を3色まで選びます」
・コート、ジャケット
・スーツ、スカート
・シャツ、ブラウス、セーター
「多くの人は自分が何色を着るか決めていませんが、色が多色、明度と彩度がバラバラなレインボーのようなワードローブにしてしまうと何をどう合わせていいのかわからなくなります。
一方、自分が着る色を先に決めておいてコーディネート全体を3色以内に抑えるのであれば、厳密に明度と彩度を合わせなくても、さほどおかしい色合いにはなりません。多少の明度と彩度のズレは許容範囲内になります」
●サブカラーを決める
「サブカラーとは小さい面積でポイント的に使う色、もしくはリレーション(※後述)をつくるための色です。サブカラーもメインカラー同様に選ぶ色数は3色までです」
・靴、バッグ、帽子、ベルト
・メガネ、アクセサリー(ブローチ、バングル)
・マフラー、ストール、スカーフ
メインカラーとサブカラーを選ぶ際には注意点があるそうです。
「好きな色・着たい色を選べばいいのですが、色にも流行がありますので、たとえば、サブカラーにスモーキーなピンクや薄いグリーンを選んでも、なかなか売っていないという現実があります。
また、色みに幅があるベージュやカーキも実は揃えるのが難しい色です。手に入りやすい黒、白、グレー、ネイビー、茶をメインカラーに、サブカラーについてもあまり微妙なニュアンスの色はやめて、はっきりした赤やオレンジ、黄、青などを選べば、バッグや靴などを揃えるのも簡単になります」
ただし、礼服にも用いられる白と黒は例外。メインカラーとサブカラーに選ばない場合は実際の色数は「メインカラー3色以内、サブカラー3色以内、プラス白と黒」になります。
【基本ステップ1】メインカラーとサブカラーを各3色決める
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『わたし史上最高のおしゃれになる! 』 ◆一生ものの知識を身につければ ◆もう服選びで迷わない 「おしゃれ」はひとつの技術にすぎませんが、あなたの人生を最高のものにしてくれるパートナーでもあります。一緒に学んで「わたし史上最高」を目指しましょう。 ![]() |