年末で閉園する北九州スペースワールドへ。楽しい!変!そして涙…
北九州にある開業27年の宇宙をテーマにした遊園地、スペースワールド。そのスペースワールド(通称・スペワ)が2017年の大晦日で営業終了してしまうということで、滑り込みで行って参りました。ところどころレトロな写真はフィルムカメラで撮ったものです。
出迎えてくれるのはゲートにかかった「27年間ありがとう」の文字。
来園者の多くがこの下で写真を撮っていました。入園すると、目に入るのは足元に書かれたゲストからのメッセージ。
閉園に向けて、園内の多くの場所が落書きOKになっているそうで、スペースワールドに別れを告げるメッセージで埋め尽くされています。
園内に入ってまず向かったのは開園当初からこのパークのシンボルである実物大のスペースシャトル、ディスカバリー号のレプリカ。
⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=796138
約60メートルだそうで、近寄ればよるほどこんなに大きなものが宇宙に行ったのか…と驚嘆します。クラウドファンディングでこのスペースシャトルを10億円で販売すると話題にもなりました。真下にも入れるスペースがあるのでここもフォトスポットに。
そのスペースシャトルを囲むようにレールが張り巡らされたコースター、ヴィーナスGP。
設計したのはコースターの神様と呼ばれるアントン・シュワルツコフ氏。コースター好きの界隈でも評判がいいと噂のこのコースター、乗ってみました。
このコースターには特徴があり、出発前にキャストの「ヴィー…」という声に続いて乗客全員で「ナーーーーース!!!」と叫びます。すると、その声の大きさによってコースターのスピードが変わるのです。
乗車後に時速を発表してくれるのですが、この時は今日1番の速さだった、とか今回は何番めでした、と発表されたのでそれを並びながら見ているお客さんは自分の番になるとみんな叫ぶのでした。
コースターとしては、高低差、ひねり、日本最大級だというループ、そして下におりるときにかかる強いGとバランスのいいコースターで、コースター好きが絶賛するのも頷けました。9月16日から目隠しをしながらヴィーナスGPに乗れる「目隠しヴィーナス」というのもやっています。
乗り口付近のガチャガチャでアイマスクを購入して、つけて乗るというもの。マスクがなくなり次第終了です。
そしてタイタンMAXというコースター。最大傾斜角度60度という激しい落下に対して最小限のボディカバーというアトラクション。
⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=796140
激しめのアトラクションには上から下ろして肩から全面をカバーする安全バーがつきものですが、このコースターは腰に渡すシートベルトと前から倒すT字のバーだけ。
それにくわえて深めに腰かけ足が床につきにくく踏ん張りにくいという、浮遊感を感じやすいコースターです。
T字のバーについている5つのボタンを押すと好きな曲を流す事ができます。
この時はご利益ライド(家内安全・恋愛成就・金運アップ)とスペースワールドテーマ曲(オリジナル・20周年バージョン)の5種類でした。※12月1日からは歴代オリジナルソング10種類の中から選べます。
胃が浮く感覚が苦手な筆者ですが、もうこのチャンスを逃したら乗れないということで乗ってみました。1番前で。
まずオリジナルのテーマ曲を選択しスタートすると、しょっぱなからマックスの落下が2回。そこからずっとスピードをゆるめることなく体が浮いてる状態が続き、カーブで振り回され、起伏で上下に揺らされ終了。
途中でご利益ライドに変更したら、ずっとお経が流れてました。(しかもちゃんとお坊さんにお願いしたものだそう)
このアトラクションだけひとり1000円で指定時間にほぼ並ばずに乗る事ができる「タイタンMAX優先券」を販売しています。
あちこちにお客さんの「別れの落書き」が



乗客全員が「ナーーーーース!!!」と叫ぶコースター

恐ろしく落下するコースターで、お経を聴きながら


