羽生結弦「氷上のマイケル・ジャクソン」とアメリカが絶賛!
「YUZUUUUUUUUUUUUUU!!!!!」
2月17日。羽生結弦選手(23)が五輪連覇を達成した夜、元米フィギュア代表で「銀盤の貴公子」ジョ二子ことジョニー・ウィアー(33)が歓喜の雄叫びツイートをしました。
ジョニーは、前回のソチオリンピックからアメリカ国内で放映される五輪中継(NBCが独占放映)でのフィギュアの解説者を担当。引退後に同性愛者であることを公表した彼は、その美貌とファッションセンス、辛口だけど軽妙な語り口で視聴者からの人気が高い解説者です。
ファッション好きが高じて、羽生選手の衣装も何度かデザインしたことのあるジョニー。さぞかし熱のこもった解説を聞かせてくれることだろうと思っていたのですが……。
ところで、世界中どこへでも、日本国旗とプーさんのぬいぐるみを持って羽生選手を見に行く「ユズ女子」現象が生まれ、アジアではまるでアイドルのような人気を誇る羽生選手ですが、アメリカ国内での人気はどうなのでしょう?
米メディアは、昨年10月にモスクワで行われたロシア杯で羽生選手が復帰した時から、アメリカ代表で最もメダルに近いと期待されていたネイサン・チェン(18)の「最大の敵」としてマーク。
1月には『ニューヨーク・タイムズ The New York Times』が「史上最高のフィギュアスケート選手は、くまのプーさんに囲まれた氷上のマイケル・ジャクソン」という見出しで紹介。
ミーハーな筆者は一瞬、「プーさんぬいぐるみを持った羽生選手と、大人になってもディズニー大好きだったマイケル・ジャクソンをだぶらせているのかしらん?」と思ったのですが、これは演技後にファンたちが氷上に投げ入れるぬいぐるみの様子と、羽生選手の演技を表して「まるで全盛期のマイケル・ジャクソンを思い起こさせる」と語ったアメリカ人のスケート専門ブロガー、ジャッキー・ワン氏のコメントを引用した最大級の褒め言葉なのでした。
加えて記事では、各国の熱狂的なファンたちの様子を「彼の滑りを見たものは熱に浮かされたようになり、彼を前に涙を流す」と伝えています。
さらに、『タイム Time』は「最も偉大なスケート選手」と褒め称え、宇野昌磨選手(20)を「王子様」扱いした『ニューヨーカー New Yorker』は「日本の国民的ヒーロー」、女性誌『グラマー Glamour』は「蝶のように舞う彼のスケートは、水面の上をゆっくりと、なめらかに、恐れることなく進んでいるようだ」と例えました。
YUZUUUUUUUUUUUUUU!!!!!
— Johnny Weir (@JohnnyGWeir) 2018年2月17日
メダルの掛かった滑りにジョ二子も無言で見守る!?
16日のショート、17日のフリーのどちらも、羽生選手の滑走時には他の選手に対しては饒舌だったジョニーが、逆に無口になったことが印象的でした。 「ジョニーも結局はアメリカ人。日本人よりアメリカ代表選手に肩入れしているのかな」。そんなふうに残念に思っていた筆者だったのですが、このツイートを見る限り、やはりジョニーも羽生選手の滑りには猛烈に感動していたようです。
放送を見ていた米国人の友人いわく「彼が無口だったのは、羽生の滑りには66年ぶりの快挙となる五輪連覇がかかっていたからよ」。 なるほど、そう言われてみれば納得。日本中が羽生選手の金メダルを願って固唾を呑んでいたあの瞬間、ジョニーも解説席で手に汗握りながら観ていたのかもしれません。
「氷上のマイケル・ジャクソン」「蝶のような滑り」と絶賛
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