偽装“港区女子”のキラキラブログが大炎上「2ちゃんに貼られて人生が急変…」
誰でも気軽に始めることができるSNSやブログ。しかし、公開範囲を友達のみに制限せず、全公開に設定していると誰が見ているかわからない怖さがあります。最近は自分の投稿が大炎上を引き起こし、ネット恐怖症になる人も続出しています。
今回インタビューを行った香織さん(仮名・38歳・OL)も、かつてブログが大炎上したことがあるそう。
「かつて私は“港区女子”と呼ばれる女友達とよくつるんでいました。お金持ちが集まるパーティーに通ったり、ハイスペック限定の合コンを開いたり。すでに30代半ばに差し掛かっていましたが、毎日浮かれて遊び歩いている生活でしたね。そんな日々が楽しくて、ブログを始めることにしたのです」
パーティーや合コンに参加しながら、婚活をしていた香織さん。結婚相手には年収1,000万円以上を希望していたそうです。そして、“ハイスペック男性”を落とすための恋愛テクニックなどもブログに書くようになりました。本当は港区出身ではありませんが、そこはご愛嬌。
「ブログを始めた頃は、全然読者がいなくて『いいね』が1つ、2つ付くくらい。だから、他の人に見られているという実感がなくて、日記みたいな感覚で好き勝手に書き綴っていたんです」
ブログ開設後、ほぼ毎日のように更新し、ブログを書くことが生きがいとなっていた香織さん。
「もともと書くことが好きで、学生の頃は将来コラムニストになりたいと思っていたんです。書きたいことは山ほどあって、毎日とりつかれたようにブログを更新していましたね。アクセス数がだんだん増えてきたのも、純粋に嬉しかったです」
しかし、3ヶ月ほど経って、ブログにある変化が。
「今までは1日平均600アクセスほどしかなかったのに、急に3万アクセスに増えていたんです。いきなりアクセス数が増えて驚いたし、ちょっと気味が悪いなと思いました」
その後、香織さんはアクセスが一気に上がった理由を知ることになります。
「読者から『ブログのことが2ちゃんねるに書かれていますよ』ってメッセージが届いたんです。さらに、悪意のあるコメントがたくさん入るようになりました。まさか、こんなことになるとは思っていなかったから、頭が真っ白になりました」
香織さんの場合、特定の投稿が炎上したわけではなく、港区女子のキラキラした日常を綴っていたことが、読者の反感を買ってしまったようです。
ブログが炎上したことで、パニックに陥った香織さん。翌日、立ち上がれないほどの激しい腹痛を感じて、すぐさま病院へ。
「診察の結果は、急性胃腸炎でした。急に強いストレスを感じて、胃にきてしまったようです。実はその頃、気になる男性がいて、週末にご飯に行く約束をしていたんです。でも、急性胃腸炎を発症したことで、デートはキャンセルしました。翌週も誘われましたが、まだ体調が回復せずに断ってしまったので、この恋は完全に終わったな……と」
体調不良に陥り、恋愛も上手くいかず……どん底に突き落とされた香織さんは、このままブログを閉鎖しようと思ったそうです。
「でも、一部の読者から『応援しているので頑張ってください!』という励ましのコメントが届いたんです。今は試練の時期だけど、きっと運気は好転するはず。だから、もう少し続けてみようと思いました」
「港区女子の日常」を綴ったブログをスタート
ある日突然、ブログが大炎上!

強いストレスで急性胃腸炎を発症!
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