「男性より女同士の嫌がらせがひどい」女優が告白する同業者バトル
日本でも放送され一世を風靡したアメリカのドラマ「フレンズ」でおなじみの人気女優ジェニファー・アニストン。いつまでも女性の憧れであり続ける「フレンズ」のヒロインであるジェニファーが、「同じ業界の男性たちよりも、むしろ女性たちからひどい言葉の暴力を受けていた」と衝撃の告白をした。
ジェニファーは、俳優たちからぞんざいな扱いを受けたことがあったとする一方で、同業の女性たちからも批判や言葉の暴力を受けていたと語る。
「(男性)俳優からぞんざいな扱いをされたこともあるけど、距離をおくことでやり過ごしたわ。権力ある人に不快な思いをさせられたり、利用されたことはないわね。これは個人的な経験だけど、この業界の女性たちから、言葉や力による、もっとひどい扱いを受けたことがあるわ。」
その一方で、ジェニファーはハリウッドでのセクハラ被害をなくす目的の#MeTooやタイムズ・アップといった運動を支持しているようだ。ジェニファーはこう語る。
「(#MeTooは)もっと早くに始まっているべきだった。でも、他者の主張にもっと耳を傾けることも必要よ。男性に対してもね。男性たちもこの議論の一部になることが必要なの。皆が怒って攻撃的になっていたら、恐怖心から誰も話さなくなって、議論にならないわ。
政治も同じ。お互いに関わり合って、最後まで話を聞くこと。怒りに屈するわけにはいかないのよ。ミシェル・オバマが言っていたわ。『相手が低次元であっても、自らは品位を保つことだ』って。何かを前進させたいとき、そうあるべきなの」
また、ジェニファーは女優同士を張り合わせようとする考えや、同業界の女性たちを「寂しく孤独」に描写する傾向を批判した。
ジェニファーはインスタイル誌9月号のインタビューで、こう話している。
「女性ってこき下ろされたり、見た目や服装と外見で他人と張り合わされる。ハリウッドでカップルが破局を迎えると、軽蔑されるのは女性よ。女性は寂しく1人でいるの。彼女は敗者なの。離婚して子供がいない男性について、“未婚”だなんだと書き立てる記事を読んだのは一体いつよ?」
このほかにも、「ジェニファーはいつも男に逃げられる」「仕事に忙しく身勝手だから子供を持たない」など、タブロイド紙に好き放題書かれていることに怒りを爆発させたジェニファー。
「ジャスティン・セローと離婚して、2度目の結婚もダメになったジェニファーはさぞ傷心だろう」とメディアが報じていることについては「傷ついてないし!」と強く反論。
同業者からの嫌がらせに、メディアの過熱報道。一見華やかに見えるハリウッド女優もなかなか気苦労が多そうな職業である。
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>