スマホ画面の割れ・汚れ、どう防ぐ?コーティングしたら超快適に♪
スマホを落としたり、子どもが投げちゃったりして、画面が割れたまま使っている人っていますよね。
買い替えようにも、「画面を割って下取り価格が大幅に下がってしまった」と涙する人もいるでしょう。かくいう筆者も、iPhone買い替え2週間前に落っことして画面をパリンパリンにし、枕を濡らしたことがあります。
そんな悲劇を繰り返さないために、どうしたらいいのでしょうか。筆者が体験してみてお勧めなのが、XECO(キセコ)という新しいコーティング技術です。
従来、画面保護と言えば「保護シートを貼る」がメジャーな対策でした。でも、気泡をつくらず貼るのにテクニックはいるし、使っていると端から汚れて剥がれてくるし、タッチの反応が悪くなったりするし、不便なことも多かったですよね。
これに対して、画面にガラスのナノコーティングを施す特殊な溶剤がXECO(キセコ)なんです。米粒半分ほどのコーティング剤を画面につけ、伸ばす。水分を与え、硬化させる。たったこれだけの行程を3回ほど繰り返すだけ。
今のところXECO(キセコ)自体を売っているわけではなく、11月にオープンしたばかりのサテライト店(東京・五反田TOCビル12F)や、東京各地で限定出店するストアで施工してもらいます。
施工時間はほんの10分程度、料金はスマホ(画面のみ)だと税別3980円~です。
コーティングなので保護シートのような厚みはなく、目ではわからない薄さ。
ナノ粒子がスマホのガラス面に隙間なく入り込み、強化させます。スマホのガラス面の凹凸は3~5μmほどですが、XECOは0.2~数μmの薄さであるため、隙間無く凹凸に入り込んでコーティングできるそう。3回ほど重ねてコーティングすれば、完全に凹凸が埋まって、表面を平らにすることができるとか。

しかも、ナノコーティングは粒子が細かいため、コーティングした表面はツルツル。
ツルツルの何がよいかと言えば、汚れがつかないことです。一般に、汚れはもののくぼみに入り込みます。でも表面がツルツルなら、汚れが入り込む隙間がない。水だって弾いちゃうのです。
筆者は、実際にスマホをコーティングして2カ月ほど使っていますが、圧倒的に画面を拭く回数が減りました。以前ならファンデがべったり付いてしまったのが、今はほとんど指紋も顔脂も画面に残らないんです。
おまけに保護シートと違って光を遮らないので、光量が少なくて済む。従来の明るさで使用していると、まぶしいくらいです。よって電池が格段に長持ちするようになりました。
味をしめた筆者は、ノートパソコン、iPad、腕時計、メガネと、ありとあらゆるガラス面にコーティングを施してもらいました。メガネも汚れがつきにくく落ちやすいので快適です。
うっかり落として下取り価格の大暴落を招いたり、保護シートをなんどか買い換え張り直す手間やコストを考えたら、コーディング費3900円~が高いか安いかは考え方次第…ですが、筆者は大満足でした。
<取材・文/和久井香菜子>
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特殊ガラスコーティングで強い画面に



ツルツルだと、顔の脂も指紋も付きにくい
和久井香菜子
ライター・編集、少女マンガ研究家。『少女マンガで読み解く 乙女心のツボ』(カンゼン)が好評発売中。英語テキストやテニス雑誌、ビジネス本まで幅広いジャンルで書き散らす。視覚障害者によるテープ起こし事業「合同会社ブラインドライターズ」代表