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甘い物を食べ過ぎるとオバ顔に…。女医が教える「老けない食べ方」

「肌の老化を止めるために必要なのは『美肌菌』」と解説するのは、便秘外来でも有名な小林メディカルクリニック院長の小林暁子先生。 『医者が教える最高の美肌術』  彼女の著書『医者が教える最高の美肌術』には、自宅で簡単にきるケアがいっぱい。著者自身がまさにエイジレスな美貌の持ち主とあっては、読まずにはいられません。

腸内フローラが、肌の調子を左右していた!

 便秘が肌荒れの原因になる、というのは皆さんも聞いたことがあるでしょう。便秘が続くと吹き出物が出る……といった形で実感している人もいるのでは。本書によると「腸内フローラに棲む菌が、ベストなバランスに保たれていると、肌の老化が抑えられる」。ということは、逆もまた然りですよね。昨今、万年便秘症の女性が増えていますが、便秘が老化の原因を担っているなんて、今すぐトイレに駆け込みたくなります。
便秘

写真はイメージです(以下同じ)

 さらに皮膚にも「肌フローラと呼ばれる、肌の健康を左右する細菌たちがいる」という研究報告があるのです。「腸内フローラ」と「肌フローラ」、このふたつの『美肌菌』を味方につけるには、どうしたらいいのでしょうか。

細胞がコゲつく「糖化」。防げないの!?

 ストレス解消に甘いものが欠かせない、という人も多いのでは? ところが本書は「甘いものをとり過ぎると、細胞がコゲていく」と警告。コゲていく、なんてまるでホラーのようですよね。 「糖質(ごはんやパン、麺類などの主食や小麦粉製品、お菓子や甘味料、フルーツなど)を多く摂取し過ぎて、体内で使いきれずに余ると、血液中の糖(血中グルコース)が体内のたんぱく質に絡みつき、AGE(糖化最終生成物)という老化原因物質を生成してしまう」。これが医学に基づいた糖化の仕組みらしいのです。  じゃあ明日から甘いものナシ!? なんて悲観するのはまだ早い。甘いものを食べても“なかったこと”にする秘訣があるのだそうです(以下、本書より抜粋)。 野菜☆ベジファーストを意識する  野菜(サラダ、副菜、汁物など)→たんぱく質→炭水化物の順番で食べる。 ☆AGEの多い食品を避けて、抗高糖化食品を食べる  高AGE食品の代表格は、揚げ物、バーベキュー、焼肉、ベーコン、フライドポテトなど。なるべく避けるか、抗糖化食品であるお酢やレモン汁、オリーブオイルなどを取り入れる。 ☆白いごはんは冷まして食べる  白いごはんは、冷ますと食物繊維と同じ働きをするレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)という成分が増加。食物繊維量の多い食事をとれば、血糖値上昇が抑えられる。

便秘解消につながるプチ断食

 私もかなりの便秘症なので、今まであらゆる策を講じてきました。しかし、効果はイマイチ。そんな私でもまだ試していなかったのが、ファスティング(断食)。本書でも「便秘がひどかったり、腸の調子をすっきりさせたいときは、ファスティングに挑戦してみるのもひとつの方法」と提案。初心者向けの3日間プチ断食メニューがこちらです(本書より抜粋)。 バナナ朝食 …… バナナとヨーグルト(どれだけ食べてもかまいません) 昼食 …… サラダのみ 夕食 …… かつおぶしをかけたおかゆ  これを3日間続けるだけで、腸内がデトックスされるそうです。断食なのにこんなに食べていいの? というのが私の第一印象。これなら週末にチャレンジできそうですね。  続いて、本書が薦める具体的なスキンケア術もご紹介しましょう。
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ぬるま湯だけで洗顔、仕上げに「まつげをキュッ」
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