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甘い物を食べ過ぎるとオバ顔に…。女医が教える「老けない食べ方」

ぬるま湯だけで洗顔、仕上げに「まつげをキュッ」

 洗顔についてもあらゆる情報が錯綜していますが、本書が薦めるのは「ぬるま湯だけ洗顔術」。さらに「洗顔が終わったら、最後に指先で、まつげをキュッと上げる」というもの。この洗顔方法は著者の祖母直伝で、「まつげが上向きになる」「まつげがフサフサでビューラーいらず」というお墨付き。 洗顔「なんだかおまじないのようですが」との注釈付きですが、医学的根拠を加えるならば「まつげや目に気を配る瞬間、無意識のうちに目元に存在している眼輪筋(がんりんきん)という筋肉に力が入ります。これが習慣になると、おのずと眼輪筋は鍛えられ、血流も良くなり、栄養が届きやすくなる」というわけです。 「クレンジングが、丁寧にしっかりできていれば、その後はぬるま湯で洗顔するだけでも大丈夫」と本書。かく言う私も、洗顔よりもクレンジングに重点を置くようになり、肌が変わったひとり。低刺激のクレンジング剤を指定量より多く使い、肌への刺激を最低限に留めてマッサージしています。ちなみに本書では「ベースメイク用のクレンジング剤は、クリームタイプか乳液タイプ」を推奨。必要な皮脂を落とし過ぎることがなく、肌への負担も少ないそうです。 ==============  医者が書いた美容本と聞くと、最新のエステやサプリなど、お金をかけるイメージがありました。一読して、そんな自分を恥じております。本書は、きれいになりたいがために頭でっかちになってしまった私達を、医師の知識と実績を持って軌道修正してくれているのです。 「一生懸命にお手入れをしても効果が出ないのは、努力の方法が間違っているということ」という、最後に記された著者のメッセージを胸に、お金ではなく心を尽くして、お手入れに励もうと思いました。 ―小説家・森美樹のブックレビュー― <文/森美樹>
森美樹
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx
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